「ねぇ、久しぶりに皆でプリクラとろうよ!」
「ha!honnyの言うことに異論はねぇ!」
「俺様もいいよー」
「……」
「男がプリクラなんて写ってどうすんだ、私と二人で撮るぞ、なな」
「いいじゃん、皆で仲良くさ!」
「某もよいでござる、撮りましょうぞ!」
久しぶりに放課後遊ぶ事になった俺たちは、ゲームセンターに来ている
散々UFOキャッチャーでぬいぐるみとかとったり、シューティングゲームでゾンビ倒したり、太鼓叩いて遊んだりした後
最後にプリクラを撮ろうと言い出した
何でそんな皆ノリがいいのかわからない
複雑の表情で皆の会話を聞く
「小太郎は嫌?」
不意に聞こえた一言
意識を戻せば目の前には大好きななな
そして俺に集まる視線
「…別に」
「そっか…じゃあ、四人のおごりで!」
「「「「えぇっ!?」」」」
俺の返答に安心したようだったけど、すぐに小悪魔な部分が出る
皆ななが好きだから、文句は言うもののなんだかんだお金を出す
「風魔だけずりぃー」
「そうでござる」
「いいじゃん、毎回なんだかんだ払ってもらってるんだもん。たまにはさ」
そんなことはないんだけどな…と思ったものの、首を縦に振る
「さぁさ、撮るよーみんな笑ってー!」
さん、にい、いち
「さすが俺様、写りいいー」
「何言ってんだ猿、俺の方がnice guy だろ?」
「気持ち悪い、男がギャーギャー言うな」
「もー!はいはい、次は変顔ねっ」