オリジナル
□好きだなんて信じない
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俺、高野尚は小野田宗佑がキライ。
子供の頃からずっと近くにいた。
まあ、完璧に幼馴染。
でも、高校にはいると小野田は他の人と話すばかりで俺と話すことが少なくなった。
それは当たり前のこと。
小野田は頭は悪いが運動神経がいいから、部活の助っ人を頼まれることがよくある。
そしてイケメンという、なんとも嫌味な奴だ。
それとは反対に、俺は小野田より少しは頭はいい(自称)が、運動神経は人並み、顔は童顔。
・・・ヤバい、自分で言ってて傷つく。
「高野ーーー!!!」
「んだよ。そんな大声出して」
「大ニュース!女子が男子を誘ってこれからトランプ大会やるって!」
「・・・それが?」
「一緒に行こうぜ!」
「え?やだ。他の奴誘えばいいじゃん」
「賞金、ほしくないのか?」
「・・・マジ!?」
「マジ。俺たち学生には金が必要なんだ!という事で行こう、女子の家へ!!」
「うわっ!?」
俺は無理やり小野田に手を引かれ女子の家に行った。
「おーい!連れてきたぞー!」
「あ、丁度良かった!もし、男子に罰ゲームが行ったとき、盛り上がらなかったら大変だと思ったけど、高野くんなら全然OK!」
「・・・つーか、男子を家に入れるか?フツー」
「いいの!別にナニされるわけでもないし。」
「まあ、いいじゃん!入ろう!そして賞金だ!」