復活

□超短文
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始業式を終えて、HR・・・一日目が終わる。

2日目、ツナ達はクラスが2年の時とほとんど変わらず、獄寺と山本と登校していた。

教室に入り、最初に見たのはボンゴレの血を持っているという、ウーナファミリーのご令嬢がクラスメートに泣きついている光景だった。

「どうしたのな?」

山本が声をかける。

令嬢、姫乃はこちらを見ると「ひっ」と悲鳴をあげ、クラスメートはこちらを見ながら事情を説明する。
クラスメートが言うには4月のはじめに、姫乃が商店街を歩いていたら、ツナに告られて断ったら裏路地で襲われた、というのだ。
ツナはそんな事してないし、商店街に行った覚えもない。

「沢田、そうなのか?お前がそんなことするような奴には見えないんだけど・・・」

「俺商店街で君にあってないんだけど?」

「シラを切るつもり!?」

「あのさ、もうエイプリルフールは過ぎたの。もう、いい加減嘘を言うのやめたら?」

「エイプリルフール・・・?」

「4月のはじめってエイプリルフールでしょ?嘘をつくのはもう、終わり。」

「なるほど!そういう事だったんだな!」

「え?え?」

クラスメートがなるほどと言っているのを見て、姫乃が混乱する。
エイプリルフールは嘘をついてもいい日。
その意味を知って、姫乃は逃げるように教室から出て行った。

「俺を陥れようなんて一億年早いんだよ」

ツナは姫乃の姿をみて、誰にも聞こえないように、一人小さくつぶやいた。
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