オリジナル

□お前は絶対好きになる
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「お前は絶対に俺を好きになる」

そう断言されたのは1分前の事
今は平然と仕事をしている
三人とも…
生徒会長の田口優先輩
副会長の夜神恭介先輩
会計の鳳 樹雅君
そして書記の俺、郡司優樹。

〜〜〜〜1分前の事〜〜〜〜

「なぁ優樹って好きな奴いねぇの?」

はぁ?
何いってんだこの人は・・・

「いませんよ」

「先輩そんなこと言ってる暇あったら
 仕事してください」

樹雅君さすが!!

「樹雅てめぇ・・・
 生意気だぞ! 
 少しくらいしゃべったっていいだろが!!」

「うるさいです」

なぜケンカに・・・

「樹雅お前って優樹のこと好きだからいつも
 俺にケチつけてんだろ」

はぁ?
馬鹿かこの先輩達は。
樹雅は真面目だし頭もいいそしてモテル。
なのになぜおれが好きというんだ
樹雅はきっとすぐに否定すると思うけどな。

「だからなんだというんですか
 好きだから何か問題でもあるんですか?」

ほら、否定しただろ。
好きだって言うに・・・
って好き!?
なぜ・・・

「樹雅君冗談はやめましょうね。
 俺男の子は好きになれないので。
 というか俺は健全なる男としていきたいん で。」

「俺だけじゃないよお前のこと好きなのは。
 ねぇ?先輩?」

「…」

夜神先輩はなにかを決意したかのようにうな
ずいて俺の目をまっすぐ見た

「あぁ、そうだよ。」

ハハハハハッ
この空気で普通笑うか?
生徒会ちょってこの人って
前から思ってたけど変人?

「なに笑ってるんですかこの空気で!!」

「あー悪い悪いみんな真剣すぎて笑っちゃっ てww
 でもそーか〜俺以外の生徒会はみんな優樹 の事が好きなのか〜
 そうなると俺だけが仲間はずれになっちゃ うから俺も優樹が好きだよ〜」


この先輩ってバカだろ!!v

「言わなくていいです!!
 っていうか俺は男を好きになりませんし
 それに生徒会が恋愛でもして問題でも起こ
 したらどうするんですか!?」

「「「俺には何の問題はないお前がへましければいいだけの話だし」」」

声をそろえて言うな!!

「俺は同性愛者じゃないんで!!」

「お前は絶対に俺を選ぶ
 根拠は俺だからだ」

夜神先輩ってただのバカにしか見えなくなってきた

「何いってんの夜神先輩。
 優樹が選ぶのはこの俺だよ」

「何いってのよ〜w
 優樹はトーゼン俺を選ぶよね〜」

「誰も選びません!!」

「「「お前は絶対好きになる!!」」」

ならない

「「「おれを!!」」」

選ばないーーーーーー!!
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