今日から始マる!

□1ノ旅 渋谷家のマいにち
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そして、着いた渋谷家。

「助けてくれて、ありがとうね。渋谷の妹ちゃん。」

「いえいえ〜。とんでもないですよぉ〜大賢者さん♪」

「おいおい〜それはナシでしょ〜。」

といって、ひととうりわいわいやった後に、

「あ、有利お兄ちゃんに用があるんですよね?今日行くんですよね・・・。あっに。あ、どうそ。」

 ガチャッ

と、玄関のドアを開けた――瞬間

「リウーーーーーー!!!!」

 ガバッ

と抱きしめてきた、勝利お兄ちゃん

「ただいま。勝利お兄ちゃん!」

 ぎゅぅぅぅぅっ

と抱き返すのが、学校から帰ってきてからの日課です。勝利おにいちゃんは、自分のことを、『お兄ちゃん』って呼んでくれることが、すっごく嬉しいんだって。

「こんにちは。渋谷のお兄さん♪」

「なんだ。また来たのか。弟のお友達。」

 じぃーー。

「そりゃきますよぉ〜。」

 あははっ

「あっ!リウ!!村田!!」

 ばたばたっ

「ただいま。有利お兄ちゃん。」

「おかえり。」

「もう行っちゃうの?」

お兄ちゃんは、少し申し訳なさそうにして

「うん。じゃないと、ギュンターが泣いて、ヴォルフラムがうるさいし・・・。ごめんな?」 


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