まるマ
□安らかに…元気になるように
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「うぅ〜……」
「##NAME1##?大丈夫ですか?」
唸りながら、頭を振る彼女が心配になり声をかけると、大丈夫〜と少し頼りなさげな声が返ってきた
「…頭…痛いのか?」
「うぅ〜…うん。」
痛くないと言いたげな顔だったが、我慢できなかったのか、頷いた
「多分、偏頭痛だと思うから、寝ていれば大丈夫だと思うんだけど…そうもしてられないからねっ」
彼女は、自分に言い聞かせるようにこちらに空元気の笑顔を向けた
「……寝れば治るんですね」
俺の呟きに「え?」と声を漏らした##NAME1##がきょとんとしてこちらを向いているのを見ながら、俺は近づいた
「!?コ、コンラッド?…わわっ!ちょっと!」
##NAME1##を抱き上げて、ベッドまで連れてくると優しく降ろし寝かせた
「少し、休んで下さい」
寝たらよくなるんでしょう?と微笑み言い優しく頭をなでると、諦めたようで「ありがとう」といい目を瞑る
「ちゃんと後で起こしてね?」
「わかりました」
そう答えると、疲れも相当溜まっていたのか、寝息を立て始めた
「お休み………##NAME1##」
彼女の額に口づけをした
安らかに…元気になるように
(俺も隣で寝てみようか)
(きっと、様子を見に来るであろうユーリや、ギュンターが驚くだろうな…)
end
2014.11.18