時空を超えて
□遙かなる世界で
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『来るべき時のために、いろいろなことをしておくのよ?いい?ながれ?』
『うん!わかったよ!スミレちゃん!』
『いい返事ねぇ。ながれは、望美ちゃんを守るために、力をしっかりつけるのよ?』
わかった?
『うん!』
………確かにあの時の約束は覚えてるし、忘れもしない。忘れられない。
…たとえ彼女が、この世界を去ったとしても。
私は、彼女との約束を守り、生きてきた……
「…で、訓練を怠るなって、……来るべきって、このこと………!?」
目の前に、幽霊……違う違う。ちゃんと、足あるし………じゃあ、お、怨霊?…!と、とにかく、
「あんた達を倒して、ここの状況を整理しなきゃ……!」
わからないが、身につけてあった“爪”を手に着け、戦闘態勢に入る……
「もう、いったい何なの………!!」
遙かなる世界で
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