レンカイbook
□ほらほら口開けて?
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「レン君ーっ!アイス買いに行こうよ!!」
アイス切れにより僕の脳内が爆発しそうなので、レン君と一緒に行こうとレン君の部屋のドアを開けた。
「…レン…君?」
だけど、そこに立っていたのはレン…君らしき人。
だいたい16歳くらいの金髪の人。
「あ、KAITO兄…アイス買いに行くの?」
「…あの、えっと、どなたですか?」
顔に冷や汗が流れる。
金髪の人は「レンだけど?」と冷たい目で僕を見た。
レン君…?この人が?
「…えっと…あの」
「…何で?どうしたの?KAITO兄、変だよ?」
「変なのはレン君だよ!鏡見た?!」
「鏡?何で?」
どうやらレン君?は全く気付いていない様子。
僕はレン君の手を半端強引に引いて洗面所に向かった。