『新婚さんいらっしゃい』


※やくかんで新婚さんネタです。
ご理解ある方のみ閲覧をお願い致します♪




司会「うぉっほん。今回も前回に引き続き閻魔大王様の忠実な僕にして優秀な側近、トゥルダグが司会を務めさせて頂きますぞ。ちなみに第五回目となる今回ですが‥前回の様なセクハラまがいの展開は誠に勘弁して頂きたいものですなぁ。とまぁ前置きは此処までにして―――早速今日のゲストに登場して頂きましょうぞ」

やく「私が東方の瑠璃光浄土に住まう四大如来の一人、薬師如来と申す者だ」

トゥル「だそうですぞ。其の名の通り、何でも仏界では高名な医師だとか何とかで持てはやされているとか。あぁ、あと一部の噂では閻魔大王様に並ぶ生粋の遊び人で屑さ加減でも大王様に引けを取らないとか…」

やく「ハハハ、其れは面白い噂だ。まぁ、あながち間違いでもないがな」

トゥル「笑い事ではありませんぞ」

かん「そうですわよ〜。火のないところに煙は立たぬ、と仰るでしょ〜??あなたのそういう節操がなくて不誠実なところがだいっきらいですのに〜!!」

トゥル「此方が仏界の華と呼ばれたあの耶輸陀羅様…即ち奥方様と双璧を成すと名高い、仏界でも一、二を争う美女の観世音菩薩ですぞ」

かん「いやですわ〜///てんてーの姪で絶世のびじょと名高いあのやしょだら様と並ぶだなんてぇ。ほんとーにおそれおおいですわぁ」

やく「ふふ、謙遜は止したまえ。君は紛れも無く仏界の華と呼ぶに相応しい絶世の美女だよ。まぁ、幼顔であるから美女というよりは美少女、と言った表現の方が正しいか」

かん「まぁ、薬師如来さまったらぁ///あいかわらずお世辞がじょうずでいらっしゃることぉ〜」

トゥル「…‥此のロリコンめ(ぼそっと聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で)」

やく「ん??何か言ったかね??」

トゥル「(ハッと慌てて顔を上げる)いいえ、何でもありませぬぞ!!決してロリコンめ、などと心の内で罵ってなどおりませぬぞ!!」

やく「‥‥…(複雑そうな表情で)そうか。なら良いのだが」

トゥル「(気まずいなぁ。と思いながらも)さてさて、気を取り直して―――今回もスノードロップ内で格付けしてみましたぞ。という訳で早速女癖最悪のストーカーロリコン医師ランキング堂々の一位薬師如来殿と‥おっとり系清純派と見せかけて強かな腹黒演技派ロリ巨乳ランキング堂々一位の観世音菩薩殿との対談を始めましょうか




ってな訳で。





トゥル「ではまず恒例の一問目ですな。お互いの呼び名を教えて下され??」

やく「観世音君、だ」

かん「薬師如来様、ですわ〜」

トゥル「そういえば薬師如来殿は女性相手に何故『君』付けしているのですかな??」

やく「まぁ、何となくだよ。深い理由は特に無いな」

かん「癖みたいなものなのでしょうか〜??」

やく「そうかもしれないな。ただ…私は気に入った女しか『名前』を呼ばない事にしているのでね」

かん「!!」

やく「そして当然、私が『名前』を呼んだ事があるのは生涯唯一人だけだ。此の意味が観世音君、君になら理解出来ると思うのだが」

かん「し、しりませんわぁッ///(真っ赤になってブンブンと首を振る)」

トゥル「(しょっぱなからめんどくせー、と内心遠い目で見詰めながらも)折角夫婦になったのだからお互い呼び捨てで呼べばいいのにどいつもこいつも‥っと、うぉっほん!!それでは次の質問にいきますぞ!!という事で二問目。二人の出会い、結婚のきっかけを教えて下され」

かん「‥‥きっかけはぁ〜。ぎりの父である阿弥陀如来様がもちかけて来たおみあいですわぁ(思い出すのも嫌そうに顔を顰める)」

やく「フ。懐かしいな(観世音とは対照的に目元を嬉しそうに緩める)」

トゥル「資料によると…観世音殿に一目惚れした薬師如来殿が其の場で義理の父親である阿弥陀如来殿に縁談を申し込んだとか」

かん「えっ……?!」

やく「(相変わらずニヤニヤと口元を緩めながら観世音の驚いた顔を愛しそうに見詰める)」

トゥル「(資料を片手に)ついでに言うと当時、女癖が悪くて女性を性欲処理の道具としてしか見ていなかった薬師如来殿に可愛い可愛い我が娘を預けるのは不安だったらしく、阿弥陀如来殿も一瞬迷ったそうですなぁ。其れでも、何時に無く誠実な態度で観世音殿を幸せにすると断言した薬師如来殿の言葉についうっかり折れてしまったとか何とか」

かん「〜〜〜っ///(ぶしゅうっ、と湯気が出るくらい顔を上気させる観世音)」

やく「(しれっとした態度で)そういえばそんな事もあったな」

トゥル「いやはや、青春ですなぁ(しみじみとした口調で)」

やく「(そんなトゥルダグを親父臭いな、なんて思いながらも)まさか此の歳で本気の恋に堕ちるとは思わなかったがね(ハハハ、と爽やかに笑ってみせる)」

かん「(恥ずかしいやら嬉しいやらで胸が一杯になりつつも)ほんと、どこまでもキザな方ですわぁ///でも、そういうことなら宣言どーりになにがなんでも幸せにしてもらいますからぁ〜(照れ隠し??)」

やく「あぁ、任せたまえ」

トゥル「全く頼もしい限りですな。大王様もこれくらいの甲斐性があれば‥…ぶつぶつ。では第三問目に移りますぞ。プロポーズの言葉はズバリ??」

やく「確か祝言を挙げよう、だったな」

かん「……そうでしたわね〜(難しい顔をしながら)」

やく「おや??どうしてそんな顔をしているのだね??何か気に入らない事でも??(白々しく)」

かん「(キッ、と薬師如来を睨みつけ)知り合ってまだまもないのに〜段階をとばしていきなり淑女のしんしつにしのびこみ襲い掛かったあげく〜祝言を挙げようだなんて〜!!どうかんがえても正気の沙汰じゃありませんわぁ!!」

トゥル「(最早完全に犯罪者だな。なんて呑気に内心で呟くトゥルダグ)」

やく「(怒った観世音も可愛いな、なんて思いながらも)過ぎた事じゃないか。そんなに怒る事でもあるまい。其れに過程はどうあれ、結果的に君は私のプロポーズを受け入れた。違うかね??」

かん「(まるで納得出来ないと言わんばかりにむぅ、と唇を尖らせ)それは〜そうですけどぉ〜」

やく「なら良いじゃないか。私は嬉しいよ、愛する君と夫婦になれて」

かん「なっ///(カァッと顔を赤らめる)」

やく「君は違うのか??観世音君(やけに色気のある声と表情で迫る)」

かん「(危険を察知し、慌てて薬師如来の傍から離れる)ほんとーに嫌だったらとっくのとぉにりこんしてますわぁ///」

やく「(にっこり笑って)素直じゃないな。まぁ、君のそういう所が可愛らしいのだけれど」

かん「か、からかわないで下さいましっ///」

トゥル「コレが今流行のツンデレ、という奴なのだろうか…‥と、其れはさておき。四問目にいきますぞ。結婚式の会場はもうお決まりで??」

かん「えぇ。というかもうずいぶん前に式を挙げたのですけど〜」

やく「婚約の発表が天帝の誕生会と重なってしまったり、祝言を挙げる前にどこぞの馬の骨に邪魔されはしたが―――(やけに刺々しい口調で)」

かん「(弥勒様との事をまだ根に持っているのね、と内心で罪悪感を募らせながら)閻魔大王様のはからいで人間界に下ったあと、つつましながらも式をあげて今はへいわにくらしておりますわぁ〜」

やく「質素ではあるが念願の挙式も済ませた事だし、まぁ良しとしようか(満足そうに笑みを浮かべる)」

かん「(ホッとした様子で)そうですわね〜これで二人を邪魔するものはいなくなったわけですしぃ。のんびりとつつましく暮らしていきましょうね〜(珍しく自ら薬師如来の傍に近寄り、くっつく)」

やく「か、観世音君ッ///(珍しくデレた観世音にドキッとさせられる)」

かん「ふふっ。薬師如来様ったら、年甲斐もなく照れちゃって〜♪かわいいんだからぁ(スリスリと腕に頬擦りして甘える)」

トゥル「(何だ、これ。と遠い目で二人のやり取りを見詰めながら)まぁ、今時地味婚も珍しくありませんからなぁ。次は第五問目になりますぞ。式の時に来た衣装はどのようなもので??」

かん「白無垢ですわぁ」

やく「とても似合っていたよ(愛しげに観世音を見詰める)」

かん「いやですわぁ///でも、うれしい‥‥(照れながらも嬉しそうに微笑んでみせる)」

やく「私としては色打掛も捨て難い所だったが―――やはり白無垢は白無垢で良いな。というか観世音君ならば何を着ても似合うのだがね」

かん「///(恥ずかしそうに俯く)」

トゥル「(また此のパターンかよ、バカップル夫婦め!!と呆れながらも)女性の晴れ姿は普段とまた違ってそそられるものがありますからな。其れが美女なら尚更に(と、しみじみとした口調で呟き観世音をじろじろと見詰める)」

かん「(視線に気付いたのか)なにか??」

トゥル「いえ、何も(視姦してたのがバレたか??とちょっぴり焦りしどろもどろになりつつも)気分を変えて第六問目に移りましょうぞ。新婚旅行先はどうされたのですかな??」

かん「旅行にはいっておりませんわぁ」

やく「残念ながらこう見えて多忙でね。隣の村は勿論、遠く離れた大きな街からも診察の依頼が殺到しているのだよ」

かん「(不満そうに)名医としてなだかいのはもちろん良いことですけれど〜少しは休まないとおからだに障りますわよぉ??」

やく「フ、君に心配して貰えるのは実に光栄だよ観世音君。だが‥私の体の心配よりも自分の身体を心配したらどうだい??もう自分独りの身体では無いのだからね(と言って意味ありげに観世音のお腹を擦る)」

かん「薬師如来さま…‥///」

やく「とはいえ。私も君と二人きりで過ごせる時間が欲しいのでね。もう少し診察を控えるとするかな??(などと言ってちゃっかり観世音のお尻を撫で擦る薬師如来。セクハラ変態医師である)」)

かん「んもぅ///せっかく人がしんぱいしてるのに〜!!(慌ててお尻に添えられた手を叩く観世音。しかし満更でもなさそうな表情だ)」

トゥル「(いい加減にしろ!!と叫びそうになりつつも)何と。妊娠しておいででしたか。其れは目出度い事で‥‥では第七問目に入りますぞ。初夜について、ですが(また此の手の質問かよ。とうんざりした様子で)」

やく「初夜、か(ふむ。と少し考え込んでから)とっくに済ませてしまったが‥」

トゥル「(嫌そうに顔を歪めながらも)ちなみに初めて身体を重ねたのは見合いした其の日の内、だったとお聞きしておりますが」

かん「ッ///(恥ずかしくて思わずトゥルダグから顔を逸らす)」

やく「あぁ、そうだが。何か問題でも??(涼しい顔で)」

トゥル「(くわっと目を見開き)大有りですぞ!!婚前交渉など実にはしたない!!結婚するまで男女共に清い身体でいるべきではないのですかな??」

やく「(堅物め、閻魔大王もコレではさぞかし苦労するだろうな。などと思いながらも)そういえば君は‥姿形は骨そのものなのに怒ると実体になるのだね」

トゥル「(いきなり見当違いの話題を出され)は‥‥‥??其れが一体どうしたというのですかな??」

やく「いや、実に面白い体質だと思ってね。普段も十分異質な姿をしているが‥実体も実体でこれまた異質な姿をしているなんて。医師としても興味深いよ」

トゥル「…‥‥(何だこいつ、と思いつつも)はぁ、そうですか」

やく「今度研究させて貰ってもいいかな??」

トゥル「(げんなりとした様子で)いえ、結構ですぞ。(コレ以上話しをしたくないと言わんばかりに)そんな事より第八問目をしましょうぞ。夫婦の営みはは週何回程ですかな??」

かん「えっ‥‥…??(せっかく話題が逸れたと思ったのに、そんな事まで答えなくてはならないのか。と不安そうに薬師如来を見詰める)」

やく「(しかし余裕綽々な態度で)知りたいかね??」

トゥル「(赤の他人同然な夫婦の性生活事情なんて知りたくないわ!!と心の中でボヤきつつも)質問なので答えて下され(仕事だと割り切り、淡々とした口調で話す)」

やく「(にっこり笑って)毎日、と言いたい所だが。私も忙しい身の上でね」

かん「薬師如来さまっ///(焦った様子で)」

やく「週にそうだな…二回程と言った所か」

かん「うぅ〜///(恨めしそうな表情で薬師如来を見詰める)」

トゥル「おや。大王様にしても薬師如来殿にしても‥好色と仰る割には随分と控えめな回数ですな(余程意外だったのか驚いた口調で)」

やく「ハハ、そうかもしれないな。尤も、私は少し欲求不満気味だがね」

かん「いいかげんにしてくださいましっ!!怒りますわよっ///」

トゥル「(もう怒ってるだろ??と内心で突っ込みつつも)では質問を変えましょうぞ。第九問目、子供は何人欲しいですかな??」

かん「(ぷうっと頬を膨らませたまま)何人でもかまいませんわ〜(まるでどうでもいいと言わんばかりな投げ遣り口調で)」

やく「ほう、何人でも構わないのかね??(きらりとメガネを光らせる)」

かん「えぇ、お好きにどうぞ〜(子供は授かり者だから欲しい数を言っても意味なんて無い、と現実的な観世音は思っている模様)」

やく「(そんな観世音の考えになど気付きもせずに)君がそういうなら直ぐに子宝に恵まれそうだが―――私としては夫婦としての時間(主に夜)も大事にしたいのでね。残念ながら其の期待には答えられそうには無いな」

かん「??(言っている意味が理解出来ないとばかりに、きょとんとしてみせる)」

やく「其の代わり。こっちの方は満足させてあげよう(さわさわとまた性懲りも無くお尻を触る)」

かん「きゃっ///」

トゥル「(蔑んだ目をしながら)事有る毎にセクハラして話しの腰を折らないで頂きたいですなぁ!!次、第十問目にいきますぞ。理想の家庭についてですが……」

やく「理想の家庭、か。そんな物は特に無いな。強いて言うならば、二人で築き上げた今の家庭が理想其の物だよ」

かん「そうですわね///(お尻を触られ続けているせいか、もじもじと内股を摺り寄せもどかしそうにする観世音)」

トゥル「なかなかその様な事が言える殿方は居りませんぞ。いやはや、見直しました。では第十一問目、新居はどの様な新居で??」

かん「はい、至って普通の戸建てですわ」

やく「人目に触れたくないので見た目は掘っ立て小屋の様に余り立派では無いが…長い年月を経ても十分暮らしていけるだけの住まいではあるよ」

トゥル「成る程。まぁ、華美が良いとも一概には言えませんからなぁ」

やく「そういう事だ」

かん「ただ…赤ちゃんが生まれたらもう少し広い家にすみたいとはおもいますけど〜(ちょっと困った様子で)」

やく「そうだな。夫婦の営みを我が子に聞かれるのは少し気恥ずかしいモノがあるからな(ニヤリと厭らしい笑みを浮かべ)」

かん「もぉ!!なんでもかんでも色事にかんれんづけてしまうんですからぁ///」

やく「ハハハ、冗談だよ冗談」

トゥル「(大王様とキャラが被ってんだよ!!と内心で突っ込みながらも)仲睦まじい事は良き事ですな!!(半ば投げ遣り口調で)では第十二問目にいきますぞ。相手の好きなところと嫌いなところを述べて下され」

やく「勿論、此の愛らしい容姿と其れに反する巨乳。と言った所かな」

かん「(呆れた様子で)まぁ、みためのことばぁっかりですのね〜!!」

やく「(痛い所を突かれたな、と言わんばかりに困った様子で)仕方ないだろう??男なんて所詮そんなモノさ」

かん「むぅううっ(不満そうに頬を膨らませる)」

やく「(そんな観世音の頬を愛しげに撫でながら)其れでも。愛する君の為ならば此の命を捨てる事だって私は厭わないよ。其れくらい君の事を本気で愛しているのだからね」

かん「ッ///(真っ赤になった顔を逸らしながら)ひ、ひきょーですわよぉ///」

やく「今更かい??私が卑怯者だなんてとっくに分かっていた事だろう??其れより、君は私の何処に惚れたのだね??」

かん「………さぁ、とっくに忘れてしまいましたわぁ!!だってきづいたらほだされていたんですもの〜///」

やく「成る程、ね(ニヤニヤと笑いながら)」

かん「(好きだ好きだと押されている内に熱が移ったなんて言えない。と思いつつも)でもぉ。あなたのそういうニヤニヤ笑いはいつまで経っても好きになれませんわぁ」

やく「そうかね。ならば好いて貰える様にもっと間近で見詰めて貰わねばな(と言ってズズイと顔を近づける)」

かん「きゃあっ///(端麗な薬師如来の顔が間近にあって余計ドキドキしてしまい)し、心臓にわるいですわぁっ(思わず視線を逸らしてしまう)」

トゥル「(何だ此の少女マンガみたいな展開は。とうんざりしつつも)はいはい、では第十三問目に移りましょうぞ。相手にこれだけは止めて欲しいことなどありますかな??」

やく「(暫く考えて)どこぞの馬の骨には優しくしないで欲しいモノだ」

かん「(弥勒様の事ね、きっと。と内心で呆れつつも其の嫉妬丸出しな態度も可愛いと思って)そうですわねぇ。どこかの誰かがこんご他のおんなに目移りしないと誓うならかんがえてあげてもいいですわよ〜」

やく「(これはまた一杯食わされたな。と苦笑しつつ)安心したまえ。私にとって『女』は後にも先にも君以外に有り得んのだからね」

トゥル「つまり…観世音殿以外は皆性欲処理の道具だったと??」

やく「(トゥルダグの鋭い突っ込みに破顔する)あぁ、そうだが??何が問題でも??」

かん「あきれたぁ。ほんとーに性根のくさった男なんだからぁ」

やく「其れでも。君は私に惚れているんだろう??」

かん「‥‥えぇ、くやしいですけどそのよーですわぁ///けれど女性そのものを軽んじるそのたいどだけは一生好きにはなれそうにありませんけどぉ」

やく「性分なのでね。直す気はサラサラ無いが‥君にだけはそういった傲慢な態度も取れないのでね、安心したまえ」

トゥル「コレが惚れた弱味という奴ですな??(ふぅ、と溜息を吐いて)ではここからいよいよ恒例の‥になりますが覚悟は宜しいですな??という訳で第十四問目、相手の体で好きな部分は??」

やく「知れた事を‥此の愛らしさと美しさの同居した見目麗しい童顔と、其れに似合わない豊満な乳房の二つに決まっているだろう??」

かん「……なんというか〜あからさま過ぎておこる気にもなれないりゆーですわねぇ」

やく「正直で良いだろう??」

トゥル「正直過ぎるのも如何なものかと」

やく「フン。理由はどうあれ、私は観世音君の為なら命すら惜しく無い。其れくらい彼女の事を本気で愛しているんだ、口先だけ達者で中身が不誠実な男よりは余程マシでは無いのかね??」

かん「其れもそうですわね〜」

トゥル「まぁそうですな。して、観世音殿は薬師如来殿の体の何処がお好きで??」

かん「(暫く考えて)わたしも〜薬師如来さまの精悍で美丈夫なおかおだちは比較的このみですわよ〜??あとは〜弥勒さまとはまたちがって、逞しくてがっしりとしたおとこらしい体躯といったところかしらぁ??」

トゥル「意外と男臭いのが好みという訳ですな??」

かん「さいしょは『男』をいやおうなしに意識せざるをえなくてとっても嫌でしたけどねぇ〜(じとっと恨めしそうに薬師如来を見詰める)」

やく「ハハハ!!君は当時、弥勒君以外の男は眼中に無かったからな。まぁ、逆に其れが『私』という存在を強く意識させる事になった訳だが」

かん「くやしいですけれど、まぁそういうことになるのでしょうね〜」

トゥル「ふぅむ、何がきっかけで相手を意識する事になるかは、当人にも分からない事ですからなぁ。では第十五問目に移りますぞ??相手の性感帯を教えて下され(慣れて来たのか淡々と義務的な様子で述べる)」

かん「ずいぶんと破廉恥なしつもんですわね〜(嫌そうに)」

やく「(観世音とは対照的にニヤニヤと嬉しそうに)観世音君の場合はやはり見た目通り、此の豊満な乳房と其れに反比例するかの様に小振りな乳首が敏感だと認識しているが??(そう言ってむんず、と観世音の乳房を遠慮なく鷲掴みにする)」

かん「きゃっ///(驚きの余り思わず声を上げてしまう)な、なにをなさるのですか〜??」

やく「それから…此処も敏感だったな(と言って脇の下を舌先でツツツ、と舐め取る)」

かん「ひゃんっ///」

やく「と、此処も好きだろう??(内股をそっと指で撫で、際どいラインを丁寧に擦る)」

かん「あぁっ///ひ、ひきょーですわよぉっ!!(嫌々と必死に首を振るも、抵抗らしい抵抗もせず成されるがままになる観世音)」

やく「フッ(口元を盛大に緩め)コレ以上は歯止めが利かなくなりそうなのでね。ここいらで勘弁してあげよう(と言って言葉通りあっさりと手を引く薬師如来)」

かん「………え??(戸惑った様子で)もう、おわりなんですのぉ??(火照った身体を持て余す様にギュッと自身で抱き締める)」

やく「やれやれ、そんな物欲しそうな顔をして‥誘っているのかい??」

かん「そ、そんなことはぁ〜///(わざとらしく目を逸らす)」

やく「安心したまえ。此の対談が終わったら存分に可愛がってあげようじゃないか」

かん「はい‥……///」

トゥル「全く、お盛んですなぁ(もう面倒臭いので薬師如来の性感帯は敢えてスルーしておこうと心の中でぼやきつつ)では第十六問目に入りますぞ。お二人の好きな体位は何ですかな??」

かん「ッ///(まさか此処まで露骨な質問が来るとは思わずに、顔を途端に赤らめてしまう)」

やく「ほぅ、知りたいかね??(にっこりと腹黒い笑みを浮かべながら)」

トゥル「(個人的には別に知りたくも無いが…と思いつつも)まぁ、一応は(仕事なので割り切るトゥルダグ。司会の鏡である)」

やく「では此の場で特別に披露してやるから目を皿にして良く観察したまえ(ぐい、と力任せに観世音の小さな身体を引き寄せる)」

かん「な、薬師如来さ…んんっ?!(唇を強引に塞がれ)んぅううーっ///(胸を揉まれながらも必死に暴れてみせる)」

トゥル「」(やっぱりこうなるのか、と固まる)

かん「いや、やめ…てっ!!薬師如来さまぁっ///(羞恥の余りぽろぽろと涙を零す)」

やく「ふふ、君は本当に可愛らしくて苛めがいのある女だよ(と言って観世音の首筋をねっとりと舌で舐め取り、硬く尖った乳首をクリクリと指先で玩ぶ)」

かん「きゃぅうっ///(感じるのか、ビクッと大きく身体を痙攣させる観世音)」

やく「そういえば弥勒君に見られていた時も此処をこんなにぐしょぐしょに濡らしていたな(と言ってまん×り返し状態になった観世音のあそこをまじまじ見詰める)興奮しているのかい??」

かん「いや、いや、いやぁああっ///そんな、ちがいますぅっ!!こうふんなんて、あぁああっ!!(ベロベロと秘部を舐められガクガクと身体を震わせる)」

トゥル「カアァアアアアアアットオオオオォオオオオオ!!(二度目とはいえ、やはり刺激が強すぎたのか目を真っ赤に充血させながら声高らかに叫ぶトゥルダグ)」




という訳ではい、カットォオオ!!(By作者)




〜〜〜暫くして〜〜〜




かん「はぁ、はぁ、はぁ///」

やく「(キッチリと衣類の乱れを直しながら)私とした事が…どうやら対談が終わるまで待てなかった様だよ(悪びれも無くにこりと微笑む)」

トゥル「少しは自重して下され!!」

やく「あぁ、済まない(爽やかな笑みで)」

トゥル「ぐっ……全く、大王様といい近頃の若者は節操が無いというかTPOが守れないというか」

かん「ひどいですわぁ、薬師如来さまったらぁ///いやだって言ったのに〜(ぐすぐすと泣きながら薬師如来の逞しい胸板に顔を埋める)」

やく「(そんな観世音の頭をよしよし、と優しく撫でながら)悪かったよ、観世音君。だが君もいつも以上に感じて善がっていたじゃないか」

かん「ッ///」

やく「本当はこういうのが好きなんじゃないのか??(意地悪な笑みを浮かべながら耳元で囁く)」

かん「も、もぉっ///しりませんわぁ!!(否定出来ないのか、真っ赤になりながらそっぽを向く観世音)」

やく「ハハハ。君は本当に可愛くて困るよ」

かん「むぅ(余裕綽々の薬師如来が気に入らないのか、子供扱いされている様で気に入らないのか、ぷぅっと頬を膨らませていじけてみせる)」

トゥル「……此処まで鬱陶しくいちゃつかれると怒りを通り越して最早呆れますなぁ。ではいよいよ第十七問目。好きなプレイを教えて下され(遠い目をしながら)」

かん「う〜(また其の手の質問か、と言わんばかりに眉を寄せ嫌そうにトゥルダグを見やる)」

やく「好きなプレイ、か。少なくとも視姦プレイは嫌いじゃないみたいだがね」

かん「薬師如来様ッ///」

やく「冗談だよ(クスクスと笑いながら)」

かん「もぉ!!へんたいな事はきらいです〜!!つぎにやったら嫌いになりますからねぇ?!」

やく「其れは大変だ。分かったよ、今後は自重する(全然大変そうでもなく、いつも通り平然とした様子で)」

トゥル「…何というか、大王様並に悪趣味そうに見えるのは私だけだろうか??まぁ他人事だからどうでもいいですが。さて、第十八問目になりますが―――好きな言葉を教えて頂けますかな??」

やく「生きるとは呼吸することではない。行動することだ。という言葉かな」

かん「あなたらしいですわね〜。でも、いったい誰のことばですのぉ??」

やく「さぁてね。書物で読んだ様な気もするが忘れてしまったよ」

かん「そうですか〜。わたしはいぜん、恋愛とは二人で愚かになることだ。という言葉がじぶんのなかの格言でしたけれど〜。いまはこうおもいますわぁ。恋をした後のもっとも大きな幸福は、自分の愛を告白することである。と」

やく「成る程。其れは良い変化だ」

トゥル「恋をすると人は変わるといいますが、こうも変われるものなのですか。いやはや、恋愛とは実に奥が深い。それでは第十九問目になりますぞ。結婚した感想をどうぞ」

かん「まさかわたしが結婚するなどとはゆめにもおもいませんでしたわ〜」

やく「其れは私もだよ、観世音君。まさか誰かを伴侶にしたいと思える日がやって来るとは‥夢にも思わなかったな」

かん「一時はあなたをお恨みしたりもしましたけれど〜今はふうふになれたことをこころから幸せにおもいますわぁ」

やく「そうか。それなら良かったよ。阿弥陀如来にも顔向け出来るという訳だ」

かん「ふふふ、そうですわね〜」

トゥル「何はともあれ、終わりよければ全て良しという事ですな??其れではついにラスト二十問目、相手に一言!!」

やく「あの日の誓い同様、今一度誓わせてくれ。君を必ず幸せにすると…‥‥」

かん「いやですわぁ、薬師如来様ったら。わたしはもうとっくのとぉに幸せですわよ〜。これからもずっといっしょにいましょうねぇ」

トゥル「大王様が折角気を利かせて仲を取り持って下さったのですから、大王様の意向を汲んで末永く共に在って欲しいものですな!!」



次は何度も言う様にだいはるかシュベアリ、せんみさ辺りを書きたいな〜なんて。



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