『多摩川視点』
例えば、お淑やかで慎ましい女性を生涯の伴侶にしたいだとか
例えば、家事も出来て気も利いてどんなに疲れていようといつも笑顔で明るく夫を労ってくれる妻が良いとか
男なら誰だって
そんな、自分に都合の良い女を嫁にしたいと一度は憧れるだろう??
もしかしたら、ある日突然自分の目に前に理想の女性が現れるんじゃないかって一度は夢見るだろう??
だが現実は至ってシビアだ。
どうせどんなに憧れた所でそんな絵に描いた様な理想の妻なんて出来る訳が無い。
だから俺は大して期待もせずに、父親から渡された見合いの写真に目を通してやったんだ。
なのに分厚い見合い写真の表紙をぱらりと捲(めく)った瞬間
「ッ///」
俺は情けない事に呆気なく堕ちてしまったのだ。
此の見合い写真に写る『前屋凌輝』という、稀に見る美貌の持ち主に―――
『貴方は運命の赤い糸を信じますか?』
「や、待って多摩川さんっ///こんなの‥どう考えても可笑しいよっ!!」
そう言って
迫る俺を必死に押し退けようと慌てふためく見合い相手は壮絶に美しく。
無理矢理布団の上に押し倒してやれば、先程本心から綺麗だと思った眩いばかりの光を放つ金糸がぱらぱらと散っては広がった。
「ねぇ!!聞いてるの??」
其れに見惚れていると若干苛立った口調で彼女がそんな事を言い出して来たので
「あぁ、聞いてるさ。何が一体可笑しいと言うんだ??」
俺は何故彼女が怒っているのかも良く分からず、普通に聞き返してやったのだ。
そして着物の裾から覗くむっちりとした太腿に手を伸ばし、そっと撫で擦ってやれば
「ひっ///」
まだ人肌に慣れていないのか、彼女は酷く驚いた様子でビクッと震えてみせた。
其の初々しい様はとても愛らしく、今直ぐにでも身体を繋げてしまいたい衝動に駆られた俺は
「緊張しなくて良い、直ぐに善くしてやるさ」
「ひゃんっ///」
ぱくりと彼女の耳朶を食べてやったのだ。
更に舌先でねっとりと舐める様に嬲(なぶ)ってやれば
「いやっ///止めて!!何するのっ?!」
カァアッと頬を真っ赤に染めた彼女が嫌がる様に俺の胸を押して来たので。
そんな風に拒否されるとますます燃えるじゃないか―――
などと思った俺は、嫌々と首を振って拒絶する彼女とは対照的に興奮し、性欲をより一層昂ぶらせてしまった。
だが、強引に迫られたのが気に入らなかったのか
「だから嫌だって言ってるでしょ!!」
「ッ!!」
目尻に涙を溜めながら、じたばたと身体を揺らして抵抗してきたのだ。
そして、涙目になりながらもこんな事を言い出したんだ。
「俺達まだ出逢ったばっかりなのに!!」
「婚約だって正式に交わしてないのに!!」
「其れに俺‥男の人とまだ付き合った事すら無いのに‥」
「なのにいきなり身体の関係結べる訳無いじゃん!!」
「どうして分かってくれないの??」
其の瞬間
心臓がギュッと引き絞られる様な錯覚を覚えた俺はポロポロと止め処無く涙を流す彼女の泣き顔に目が釘付けになってしまった。
「そう、か。そうだな‥‥」
「ふぇっ‥う、ぐすん……」
俺より五歳も歳下の彼女はまだ学生だ。
当然、こういった経験も満足に無い訳で。
なのにこんな風に突然襲い掛かられたら誰だって恐怖するのは当たり前だろう??
其の事にようやく気付かされた俺は腕の中でぐすぐすと泣き愚図る彼女をそっと抱き締め
「…‥‥悪かった。だが真剣な気持ちなんだ、軽い気持ちでお前を抱きたい訳じゃない」
其れでも彼女が欲しくて欲しくて仕方なかった俺は、何とか宥めて手に入れようと必死に彼女の身体を擦ってやったのだ。
サワサワと。
すると
「や、っ///」
くすぐったいのか、或いは気持ち良いのかは分からないが
「た、多摩川さんっ///」
「ん??どうした??」
「そんな所、触らないで‥‥///」
伏目がちにそう言った彼女は両腿をもじもじと擦り合わせ、おずおずと俺の着物の袖に手を伸ばしてはキュッと掴んで来たのだ。
其の仕草の愛らしい事。
言うまでも無いが俺の理性を吹っ飛ばすには十分過ぎる程の威力であり
調子に乗った俺が更に続けて彼女の腿や背中、項、腰をさわさわと厭らしい手付きで撫でてやれば
「だ、だからぁ///どうしてそんな所触るの??嫌だって言ってるじゃん‥」
ポッ、と頬を赤らめた彼女が酷く戸惑った様子でそう訴えてきたので。
成る程。
無理矢理よりもこうやって徐々に彼女の性感帯を刺激して其の気にさせてやればいいのか。と俺は勝手に納得してしまった。
だから躊躇いも無く彼女の全身を労わる様にギュッと抱き締め
「凌輝」
「あっ?!なっ///何す―――」
「俺はお前に触りたい。一目惚れ、なんだ‥」
と言ってやれば
「えっ??えぇっ?!うそ、でしょ??」
大袈裟なくらい動揺した凌輝は、目をぱちくりと瞬かせて俺をまじまじ見詰めて来たのだ。
そんな彼女が堪らなく可愛くて可愛くて仕方が無かった俺はもう歯止めも利かず
「嘘じゃない。だから良いだろう??」
「ふぁっ?!」
とうとう彼女の股間に下着越しからとはいえ触れてしまったのだ。
くりゅっ‥‥
「ほぅ、もう勃っているのか。厭らしい身体だな」
「んあぁっ///な、何するのっ??」
下着越しからでもハッキリと分かる、クリト/リスの存在に俺は今までに無い位酷く興奮させられた。
そして其れを玩ぶ様にクニクニと弄ってやれば
「あっ、や!!…たまがわ、さんっ///」
はぁん、と悩ましい吐息が彼女の唇から漏れて。
まるで誘う様な色艶のある表情と、潤んだ瞳を向けられた瞬間
「凌輝、愛してる!!」
「そ、そんな事言われても…んんんっ?!」
とうとう俺の理性は完全に崩壊し、思い余ってキスしてしまったのだ。
むちゅっと、重なった唇から生々しい音が漏れる。
「ふぅうんっ///」
無理矢理口をこじ開け、舌を咥内に捻じ込んでやる。
其れと同時に彼女の両足を割って身体を潜り込ませた俺は着物の帯を解いて左右に割ってやった。
そうすれば
「んんんんんっ///」
まだ唇を解放して貰えない彼女から抗議する様な目を向けられた。
其れでもお構い無しに俺は顕(あらわ)になった素胸に手を這わせ、其の感触を堪能してやったのだ。
もにもにもに、と。
「んんっ?!」
そして目を白黒させる彼女を無視して掴んだ胸を遠慮なく揉んでやれば、指が肉に食い込んで何とも言えない弾力のある餅肌の感触が返って来てくれた。
其れは今まで感じたことの無い最高に気持ちの良い感触で
俺は思わずドクリと雄根を疼かせてしまった。
しかも
「っ、は。凌輝、気持ち良いか??」
「んぁっ///い、いやっ!!多摩川さん、お願い‥だから!!あぅうっ??」
唇を離してやれば凌輝の声から怒りが消え、代わりに鼻の抜ける様な甘い声色が返って来たので。
ますます興奮してしまった俺は、愛液でじわりと濡れた下着越しから更にク/リトリスを苛めてやったのだ。
凌輝の厭らしくて可愛い、クリ/トリスを。
くちゅくちゅカリカリコリコリ…
「んはぁああっ///いやぁ!!どっ、どうして其処ばっかりいぃいいっ!!」
未知の快楽に凌輝の身体が切なげに戦慄(わなな)く。
そんな彼女が愛しくて仕方なかった俺はもっと苛めてやりたい衝動に駆られ、何時の間にかぷくりと起ち上がった乳首に舌を絡めてやったのだ。
ペロペロ、ぴちゃぴちゃ‥、と。
そうすれば
「ひゃぁあんんっ///いやぁ!!おっぱいやだぁっ///」
乳首を苛められて余程気持ちが良いのか、凌輝が甘い声でそんな事を言い出した。
其の上パンティはもうずぶ濡れで、ガクガク震えた足を見る限り彼女の身体ももう限界を迎えようとしていたので
「此処も胸も弄られるのも嫌なら‥コレはどうだ??」
「!!!!!」
俺はすかさず彼女の下着を剥ぎ取って、猛った雄根を彼女の秘められた部分にグイグイと押し付けてやったのだ。
当然、何もかも初めての行為だった彼女は一瞬にして顔面蒼白となり
「いやぁああっ///其れだけは許してぇええっ!!」
何とか逃れようと懸命に暴れ出したのだが―――
「許す訳無いだろう」
「はぅうううっ///」
ズブ、と卑猥な音が立つと同時に
メリメリメリッ、とあそこが雄根に押し広げられ裂けていく錯覚に陥った凌輝は半狂乱になりながらも
「ふぇええんんっ///ひ、ひどいよぉっ!!いやだってゆったのにぃ」
抵抗虚しく、結局は俺に処女を奪われてしまったのだ。
ぐっしょりと濡れたまん×にずっぽり収まる俺の雄根。
結合部からは僅かに流血している。
しかし、罪悪感は無い。
寧ろ愛しい女が手に入り、妙な達成感と満足感が俺を支配していたので
「あぅ、あぅうっ///だめぇ、奥‥来ないでッ///」
ぐいぐいと膣奥を抉る様に亀頭で押し上げてやれば、ビクビクと断続的に彼女の身体が震えた。
其の様は異様な程厭らしく。
ぷちゅ、と繋がった場所から愛液が漏れる度に互いの興奮を煽っていった。
「本当は‥こうされたかったんだろう??厭らしい女だ」
「ち、ちがうよっ!!ホントにやなの!!おねがいだから抜い…んはぁああっ///」
「嫌がっている割には‥俺のちん×を美味しそうに飲み込んでいるじゃないか。可愛いぞ、凌輝」
「いや、いやぁああっ///離して!!おねがい、だからぁっ」
じたばたと往生際悪くもがく凌輝。
だが彼女が暴れる度に内部が収縮し、少し動いただけでも彼女の良い部分を掠ってしまうのか
「はぅううんんっ///」
ビクッと大きく震えた凌輝は、初めて感じる快感相手にどうする事も出来ず虚しく陥落するだけだった―――
「あっ、あ…あぁああっ///」
ぱちゅぱちゅと
激しく内部を貫く度に結合部から卑猥な水音が聞こえてくる。
「あぁんっ///た、たまがわ、さんっ」
「何だ??凌輝」
「お、ねがい‥もっと、手加減してぇええっ///」
もう何度目の交わりだっただろう。
布団の上で四つん這いにさせられていた凌輝は尻を掲げ、後ろから俺に激しく攻められていた。
「フッ、仕方の無い奴だ」
「は、はぐぅううううっ?!」
だが手加減してくれ、と言われても悪戯に俺の性欲を煽るだけで。
そんな可愛らしい事を言われたら逆にもっと激しくしたくなるのが人間の性(さが)だろう??
だから遠慮無しに子宮口を抉る勢いでバンバンと激しく腰を振ってやれば
「あひぃいいぃいっ///やめ、やめてぇえ!!おまん×壊れちゃうのっ!!乱暴にしないでよぉおおおっ///」
などと言いながらもギュッ、ギュウッと俺の雄根を千切る勢いでまん×を締め付けてくる凌輝。
そんな彼女に愛情がより一層募っていき、もう見合いなどどうでも良くなった俺はこのまま彼女を孕ませ既成事実を作ってやろうと試みたんだ。
どんな事をしてでも、彼女が欲しいと思ったから。
「ッ、凌輝…あんまり、締め付けるな。出てしまう、だろう??」
「ひっ?!ダ、ダメ!!おねがい、中出しだけは‥‥っ///」
「残念、だったな。もう遅い。出すぞ…」
「い、いや!!いやいやいやぁああっ///」
だが彼女は最後まで嫌がった。
其れが俺の心をチクリと刺していったが、しかし彼女が手に入るなら彼女の気持ちなんてどうだって良かった。
「んぁあああああっ!!」
ドクドクと内部に注がれる白濁の液。
たっぷりと最後まで出し切ってやれば
「はぁ、んっ///」
尻を高く掲げていた彼女はトロンとした表情で布団の上に崩れ落ちていった。
トサリと。
そんな彼女からまだ硬さを持った其れを引き抜いてやれば
「んんっ///」
ごぼり、という音と共に中から白い液体が零れ落ちてきたので。
「…‥これからは、毎日抱いてやるから覚悟する事だな。凌輝」
「あぅ///」
俺は意識の朦朧とする彼女を優しく抱き締め、一生愛してやる事を胸に誓うのだった。
「愛してるぞ、凌輝。明日にでも結婚しよう」
「たまがわ、さん‥‥///」
例えどんなに彼女がドジで家事も下手で妻として相応しくない女だったとしても―――
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