テニプリSS

□ヘタレなんです。(ジャブン)後編
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ジャッカルがゆっくりと目を開けると、
白い天井が見え…
ここが保健室なんだということにすぐに気づいた
「目、覚めたかよ?」
「…… あ …俺」
「廊下でぶっ倒れたんだよ」
自分が丸井の女装を見て、ぶっ倒れてしまったことに気づき、ジャッカルは再び顔を赤く染めた
「わ、…わりぃ…」
「…俺こそ…」
とポツリと聞こえた丸井の弱々しい声にジャッカルは疑問を生む

「え?」


「… お前がぶっ倒れたの…、俺の女装がキモかったからだろぃ?」

「…… は?」



「汚ねーもん見して悪かったな…」
丸井はそう言うと、気まずそうに笑顔を向けてきた



その瞬間、

胸が張り裂けそうになった…



ジャッカルはすぐに横にしていた体を起こすと丸井を抱き締めた

「ジャ… ジャッカル?」


「ち、ちげーんだ…」

「なにがだよ?」



「俺、ブン太の女装姿にトキメいてぶっ倒れちまったんだ!!」

ジャッカルは一息でそう叫んだ
早く丸井の誤解を解きたかったから…、ゆっくりと丸井の顔に視線を送ると…
なぜか丸井は涙を流して、
固まっていた


「ブ、ブン太!!?」

「よ …」



「……?」









「ょ かっ…た…」

そう丸井は言うと、全体重をジャッカルの体に預けてきた
ジャッカルは黙ってその体を支え強く抱き締める…



「お前ヘタレすぎだろ…ぃ」






「悪かったな… ヘタレで」


「マヂで… ヘタレ」
「悪かったって」

「… ヘタレ」


「お、お前が可愛すぎんのがいけねーんだよ/////」







「… へ… ヘタレ野郎////」





end…。









「あのう… 柳さん?」


「なんだ?」



「なんか入るタイミング逃しちゃいましたね…」

ジャッカルと丸井がイチャツキ始めた事によって柳と赤也は保健室に入れないでいた。




ドンマイ。


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