Wake by Sleep
□木陰の言葉
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朝、眩しい光が二人を包む
「ふぁ〜っ…お姉ちゃん…おはよー」
「あぁ、早いな」
「少し前まで独り身なもんで」
ググッと背伸びをし、二人は立ち上がった
「よし、いくか」
「はーい」
ーーーーー
鳥が歌い木が踊り出す
「綺麗…」
「ああ…そうだな…」
「多分お姉ちゃんの事を祝福してるんだよ」
まるで自分の事のように嬉しそうに笑うブリッランテ
「ブリッランテ…」
「あ、とさ…」
くるりと回りリュウセイの方を見る
「虫、なんとかして!!」
「は?」
リュウセイは後ろをソーッと見てみた
そこには…
「あ、相変わらず、大量だな……デカ虫!!」
剣を構えるが何故か虫はリュウセイを通り過ぎた
虫が向かう先は…
もちろんブリッランテ
「うぎぁあぁああ!!」
もう悲鳴は女捨ててるね(´・ω・`)
「あひ、あひひ……あーはっはっはっは!!闇の炎に抱かれて消えろ!!ブラックホール!!」
手を前に出すと虫は黒い渦に巻き込まれていった
「ふぅ〜、一件落着…それに、着いたしね」
斜め上を見るとそこには懐かしい建物が目に映った
ーテイルズ学園ー