ぷよ小説倉庫
□THE STAR FESTIVAL
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7月7日−
プリンプに初夏がやって来た頃−
放課後、アミティは、いつものように広場に向かった。
アミティ「さあ!今日もステキな魔導師になるために、いっぱいぷよ勝負しようっと!♪誰と戦おうかな〜」
まずは、すっかり此処に住み着いてしまっているアルルと戦うつもりだった。
しかし、今日はやけに賑やかである。
アミティ「あれ?今日は結構人が多いなぁ…」
その人だかりの中央に、大きくて細い、見たことの無い植物がそびえ立っていた。
アミティ「うわぁ、アレ何だろう…?」
よく見ると、何かひらひらした紙の様なモノが、所々ぶら下がっている。
それが何なのか気になって仕様がなかったので、人込みを掻き分けて、中央にたどり着いた。
リデル「あ、アミさん……」
アミティ「リデル!ちょうど良かった、ここで一体何が…?
ラフィーナ「遅いですわよ!アミティさん、今日の放課後<七夕>をするから、広場に集合って話、聞いてませんでしたの??」
アミティ「ええっ!?……あは、聞いてなかった♪」
ラフィーナ「全くもう…朝のホームルームで先生が言ってましたでしょう?」
アミティ「今日は寝坊しちゃって、遅刻ギリギリだったから…」
アミティが来た事に気付いた先生は、みんなの前に出た。
アコール「はい、みなさん、全員揃いましたね?」
クルーク「先生、ムシを追い駆け回って向こうにいるシグは、放っててもいいんでしょうか?」
アコール「…そうね、呼び戻してもらえるかしら?アミティさん」
アミティ「は〜い!遅刻してしまった汚名挽回として、行ってきま〜す!!」
クルーク「それを言うなら汚名返上だろ…?」