FAIRY TAIL

□act.9
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「やっぱりシャバの空気はうめぇ!!最高にうめえっ!!」






ネアは牢屋から出てきたナツは
外に出たことを喜び、ギルドの中で騒ぎまくっている。






「自由って素晴らしいっ!!フリーダァーッム!!!」


「もう少し入ってればよかったのに…。」


『そうだよね。』


「ネアって時々辛辣だよね。」


『そうかなぁ?普通だと思うよ。』







みんながそれぞれの意見を口々に言い出す。
そこへネアが横槍を入れた。






『そういえばナツとエルザの勝負はどうなったの?』


「そうだ!!忘れてたっ!エルザー!!この前の続きだーっ!!!」


「よせ、疲れてるんだ。」


「行くぞーっ!!」


「やれやれ。」







ナツはエルザの静止も聞かずにエルザにナツは飛びかかった。
エルザは溜め息をつくと換装したハンマーでナツを殴り飛ばした。






「仕方ない、始めようか。」


「『終ー了ー!!!』


「ぎゃはははっ!!!だせーぞナツ!!!」


「やっぱりエルザは強ェ!!!」


「おいこの間の賭け有効なのか?」


「あ〜あ…またお店壊しちゃってぇ。」


『いいねぇ、流石エルザ。』






ギルドの中が活気と笑いに満ち溢れたときに
突然それはやってきた。合図はマカロフの言葉。





「いや…眠い。奴じゃ。」





次々と仲間たちが倒れていく中ネアとマカロフだけが立っていた。
誰もが寝静まったギルドの中に一つの影が現れた。






「ミストガン。」






顔を布やマスクで覆い隠したその男は、
ギルドの最強候補の内の1人、ミストガンだった。
謎に含まれたミストガンにネアは恐ることなく寄って行った。






『お帰り。大丈夫だった?』


「いつものことながら、魔法が効かないんだな。」


『そんなの今更だよ(笑)』


「調子だどうだ?」


『まぁまぁかな?』


「そう言えば、この前仕事でこれを見つけた。」


『?』







そう言ってミストガンが差し出してきたのは一つの袋。
ネアはそれを笑顔で受け取る。







『いつもありがとう。』


「役に立てたのなら良かった。」


『途中まで送ってくよ。』


「ありがとう。」






ミストガンは依頼板から一枚討伐系の仕事を取ると、
それをマカロフの元へと持っていった。






「行ってくる。」


「これっ!!眠りの魔法を解かんかっ!!」


『ちょっと行ってくるね。』


「伍…、四…、参…、弍…、壱…。」





その言葉とともにネアとミストガンの姿はギルドから消えた。









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