FAIRY TAIL
□act.5
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一足先に待ち合わせ場所についたネアは重くなってきた瞼を閉じた。
暫くすると周りがうるさくなってきたので目を覚ました。
『うるさいなー…誰だよ。安眠妨害で訴えるぞ』
「ネア居たのかよー!」
ネアを見つけるとナツは子犬のように近づいてくる。
ネアは目をパシパシさせながら声を出す。
『あれ…?エルザは?』
「ここにいるぞ。」
『あぁ、もうみんな来てたんだ。』
「ネアも見つけたことだし、早速だが出発しよう。」
こうして最強チームは出発した。
そして案の定、ナツは汽車に酔い始めた。
「なっさけねぇなぁナツはよォ…。」
『んーまぁ仕方ないんじゃない?いつものことだし。』
「まいどの事だけど…つらそうね…。」
「まったく…しょうがないな、私の隣に来い。」
エルザがそう言えばナツは隣に移動するが次の瞬間
エルザにボディーブローを入れられ気絶した。
「少しは楽になるだろう。」
『ふわぁ。ナツ…幸せそうに寝るなよ、こっちまで眠くなっ…て…。zzzz』
「((幸せそう…!?))」
「しかも寝たァ!?」
いきなり眠ってしまったネアにルーシィのツッコミが炸裂する。
エルザはその様子を見て目を細めた。
「きっと最近あまり寝ていなかったのだろう。寝かしておいてくれないか?」
「めちゃくちゃ寝てるような気がするんだけど…。」
そして次にネアが起きたのはグレイの背中だった。
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