FAIRY TAIL
□act.2
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『うーんこれからどうしようかな。』
そうつぶやいたのは、寝てしまって汽車を乗り過ごしてしまった。
ネアであった。
『適当に観光してからでも帰るかなー』
本格的に怒られそうだ。
そう考えると頭が痛くなってくるようだった。
『まぁ、…いっか。』
性格上何でも楽観的に終わらせてしまうのが
ネアであった。
『でもまぁやっぱり。ご飯を食べよう。』
ということでやってきたのはご飯屋さん。
いつものようにご飯を頼み食べていたところ
ネアの隣に誰かが座った。
「こんにちは。」
『……こんちわ。』
ネアは男に見向きもしないで
ご飯を食べ続けていた。
「君可愛いね。今何歳なの?」
『…。』
「おっと無視かい?まぁそんな君も可愛いけどね。」
『(誰だこいつ。)』
男からドンドンと投げかけられる質問を
総無視していると男がキレた。
「さっきから何回も聞いてるのに無視しやがって!」
そこでようやく口を開く。
『話しかけろなんて、いつ言った?』
「この女!!!調子に乗りやがってぇ!!」
男は顔を真っ赤にしながらネアに向かって
拳を振り上げ下ろそうとした。
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「ねぇナツ。向こうが騒がしくない?」
「そういえばそうだな。」
「ケンカじゃない?」
ケンカというキーワードで一気にナツの気分が上昇した。
「よし!混ざりに行こう!」
「なんでぇぇぇぇ!?」
ルーシーはナツを止めようとナツの腕を引っ張るが、
ナツはびくともせずに歩きだした。
少し奥に行くとたくさんの人が一箇所のテーブルに集まり
口々に声を挟んでいた。
「やってるやってる!」
「もう!仕事は!?」
「そんなの後だあと!」
「そんなぁぁぁ…」
2人と一匹は人ごみを掻き分けながら進んでいくと、
目の前に飛び込んできたのは男が女を殴ろうとしてる場面だった。
「危ない!!」
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