EXO
□Moon 2
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「スーパームーン」 月が最も地球に近づいていつもより明るく大きく見える。
一緒に見れてよかった。
隣には瞬きも忘れそうなほど夢中になっている横顔。
真っすぐで、キレイな横顔。
「なんか、王子様みたい・・・」
SU「ん? ○○ヌナ? 何か言った??」
「んん〜」
また、見上げる。その横顔を私が見る。
デビューして忙しい毎日はずなのにキラキラと輝いてる。
まるで今見てる月と同じ。
SU「ホント、いつもの満月よりキレイだよね。力がもらえる気がする!」
「・・・・・。」
SU「え!?ヌナ〜 シカト!?」
「ねぇ、ジュンミョンはEXOプラネットから来た王子様?」
SU「は?」
「はい、不合格〜〜。アイドル的回答としてだめ〜 ヲヲ 直ぐに反応しなきゃ〜」
SU「え〜〜〜〜〜〜〜〜。今はSUHOじゃないから〜」
少しだけ困った顔で、でもリーダーっぽい口調で言い直した。
SU「今は○○ヌナの彼氏でしょ、ね。」
そんな風に言われたらなんかくすぐったい。
ジュンミョンの声は透き通ってて、心にスッと染み込んでいく。
すごく心地がいい。
「ねぇ、次のスーパームーンは2016年ごろなんだって。」
SU「また、一緒に見よう。」
「ホントに?だってきっとその頃はきっと・・・」
言葉に詰まる。
人気者になった君は私じゃなくて違う人といるんじゃ・・・
なんて考えて俯いてしまった。
SU「この先の全部のスーパームーンの時は一緒にいよう。約束!」
キラキラな笑顔で真っすぐに言ってくれる。
「・・・・うん。」
信じてない訳じゃない・・・・。
色んな想いが交わって不安になってしまう。
でも・・・先の事を考えるのも大切だけど、こうして一緒にて楽しく過ごしている『今』を大切にしよう。
そう前向きに考えさせてくれるのが君の力。
今日の月より力をくれる。
「絶対、約束守ってよ〜〜!」
SU「守るよ。」
急に落ち着いたトーンに変わってドキッとする。
そしたと思ったら肩を引き寄せられた。
ギュッと抱かれた肩に君の腕の力が加わる。
年下のくせにキザだな〜なんて思いながらも鼓動は収まらない。
でもこれもまた、とっても心地がいい。
大好きだな〜って感じる瞬間だったりもする。
SU「○○ヌナ、僕、宇宙人だけどずっとそばにいてね。ヲヲ」
「フフ、合格。」
「ね、ペンの子達にはこんな事いわないでね〜」
SU「言わないよ。○○ヌナだけだから。」
END
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「なんか〜ジュンミョンてさ、時々、昭和っぽいんだよね〜」
「??昭和??」
「いやいや〜何でもないwww」