SHINee
□「冬」〜スノボ インストラクター編〜
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初めてのスノーボード。
会社の後輩に連れられて来てしまった。
ウインタースポーツ、寒くて嫌いだから毎年断っていたけど、
今回は自分を変えようと参加することにしてみた。
ここ数年、毎日同じ事の繰り返し。
刺激なんかまったくナイ。
ここいらで何かを変えないと!と思ってチャレンジしてみる事に。
なんて意気込んだけど・・・・
み〜〜〜〜んな、とっとと滑りにいってしまった。。。
「先輩は初心者だからスクールにはいるんだよ〜」
なんて言い残して。
(なによーーーー!!!!!)
すごい心細い。
うなだれながら申し込んでくれたスクールに仕方なく向かう。
(一人じゃ、つまんないじゃん)
どうやらスクール申し込み者は私と中学生くらいのちびっ子(女の子)と2人みたい。
(は、話かけづらいし・・・話題が見当たらない。。。)
中学生と何を話そうかと考えているうちに先生がきたらしい。
ジンギ「おはようございます。よろしくお願いしま〜す。
イ・ジンギと申しまーす。皆さん頑張っていきましょう!」
皆さんって、2人しか居ないけど。なんて思いつつも、
爽やかな挨拶と屈託のない笑顔。可愛いすぎる。
その一瞬でおもいきり引き込まれてしまった。
(うそだ・・・私に限って一目惚れは。。。)
なんて考えをも吹き飛ばす一言が
「センセー、皆さんて言うけど二人しか居ないし。」
中学生が上から目線気味で私がつっこみたかった事を言ってくれた。
(やるな〜案外、話合うかも。ヲヲ)
ジンギ「はは// そ、そうだよね。 おぉ!名前。
二人の名前教えて下さい。」
「私はミキ。中学3年。」
「わ、私は○○です。よろしくお願いします。」
見るからに私より年下。
そんな子にいつになく動揺している。
男に免疫ないわけじゃないのに。どうした私。
ジンギ「ミキちゃんに、○○さんですね。じゃ、始めましょう!」
板を付けたり、歩き方や転び方を教わる。
それはとても分かりやすく真剣に、時にはお寒いギャグもまじえつつ
優しく教えてくれる。
とにかくその笑顔・・・・どうしようもなく堪らなく好きみたい。
そんな君にドンドン惹かれていっている。
自分の気持ちに戸惑う。年下なんてありえない。
ミキ「ねぇ、センセーの事・・・・好きでしょ。ヲヲ」
つぶやいてきたミキちゃんに動揺を隠しきれず、驚いた拍子に
体勢をくずし思いっきり転んでしまった。
「イタタタ・・・。」
ジンギ「○○さん大丈夫?立てますか?」
すぐさま飛んできて手を貸してくれた。
(ヤバイ、カッコよすぎる。そんで笑顔///可愛い。)
で、変な体勢で転んだのでなかなか起き上がれなくて、
抱きかかえるようにして起こしてもらった。
「スミマセン・・・ありがとうございます///」
ゲレンデじゃなかったら顔は真っ赤だったと思うと恥ずかしくて
堪らなかった。でもなんか嬉しい。
そして何故かこの時ばかりはミキちゃんを恨むばかりか若干感謝した。
ミキちゃんはそんな私をみてクスクス笑っていた。