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□クリスマス 四天編
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12月…24日。
クリスマスイブ。
…朝練。
正直めんどい。
けど、いつもより早く起きてもうたから…
しゃーない。
ちょっと早いけど家を出ることにした。
・・・・・・
ドアノブに触れる。
"パチッ"
最悪、静電気や。
ため息を付きながらドアを開けると、目の前には
「…謙也さん……」
謙也「おお、財前か。って、どないしたん!?」
「何がですか?」
謙也「財前がこんな時間からおるの珍しいやん?なあ、白石?」
その同意の求め方…アンタは氷帝の跡部サンか。
白石「せやなあ、雪でも降るんちゃうか?」
失礼な。
「でも、あながち嘘でもないんちゃいます?」
今日はめっちゃ寒い。
降ってもおかしないわ。
謙也「残念やなー光くん、天気予報は晴れやったでー?降水確率10%」
「謙也さん、うざいっすわ」
わざと憎たらしく言って着替え始める。
謙也「財前のヤツーーー…!! 憎たらしい、憎たらしいわッ」
白石「自分仮にも先輩なんやで?後輩にからかわれたぐらいでキレてどうすんねん」
奥の方から一氏先輩の「我慢しぃやー」という声が。
謙也さんは「分かっとるわ!」とキレながら言っとった。
全然、我慢出来とらんやん。
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