short

□クリスマス 四天編
1ページ/5ページ


12月…24日。

クリスマスイブ。

…朝練。

正直めんどい。

けど、いつもより早く起きてもうたから…

しゃーない。

ちょっと早いけど家を出ることにした。



・・・・・・



ドアノブに触れる。

"パチッ"

最悪、静電気や。

ため息を付きながらドアを開けると、目の前には

「…謙也さん……」

謙也「おお、財前か。って、どないしたん!?」

「何がですか?」

謙也「財前がこんな時間からおるの珍しいやん?なあ、白石?」

その同意の求め方…アンタは氷帝の跡部サンか。

白石「せやなあ、雪でも降るんちゃうか?」

失礼な。

「でも、あながち嘘でもないんちゃいます?」

今日はめっちゃ寒い。

降ってもおかしないわ。

謙也「残念やなー光くん、天気予報は晴れやったでー?降水確率10%」

「謙也さん、うざいっすわ」

わざと憎たらしく言って着替え始める。

謙也「財前のヤツーーー…!! 憎たらしい、憎たらしいわッ」

白石「自分仮にも先輩なんやで?後輩にからかわれたぐらいでキレてどうすんねん」

奥の方から一氏先輩の「我慢しぃやー」という声が。

謙也さんは「分かっとるわ!」とキレながら言っとった。

全然、我慢出来とらんやん。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ