心からの笑顔で
□心からの笑顔で
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芥川「ヒメカちゃん!来てくれたんだね!!」
向日「おっ、ヒメカじゃん!! またテニスしたくなったのか?」
「景吾にムリヤリ連れて来られたのよ。お茶のお稽古まで第三ラウンジで時間潰してたのに…」
跡部「でもお前、読書よりテニスの方が好きだろ?」
「まぁ、そうだけど」
当たり前じゃない。
読書とテニスには越えられない壁があるわ。
跡部「ならいいじゃねーか」
「良くないわよ!! 私はそれ以上に、誰にも注目されないことが好きなの。他人に見られてない時が至福の時間なのよ」
『あら?あれ榊原さんじゃない?』
『何故榊原さんがあんな所に?』
ほら…ギャラリーが集まって来たわ。
あーあ…明日、テニス部ファンに何かされたら景吾のせいよ?
跡部「心配いらねーよ。ほらラケット」
「……分かったわよ」
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