心からの笑顔で

□心からの笑顔で
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とうに気付いていた。

俺のヒメカへの想いは、妹や幼なじみへのそれと全く違うということ。

フッ… 回りくどいな…



『俺様はヒメカが好きだ』




そういう事だ。



・・・・・・



「広い…」

相変わらず広いベッド。

キングサイズって奴。

跡部「あーん?普通だろ」

景吾まさかシングルサイズのベッド見た事ない!?

幼なじみとしてそれはちょっとなんとかしなきゃだよ、これはちょっと!

因みに私は普通のお布団で寝てるわ。

ベッドじゃないの。

畳だからね。

普通のシングルサイズのお布団よ。

まっ、よその家から見たらちょっと質の良い布団なのかもしれないけど。

こんな、キングサイズで天蓋ヒラヒラのこれぞお坊ちゃまのベッドって感じじゃないわね。

「けい…ご…」

喋ろうと思った。

思ったんだけど、頭もどちらかと言えば働いてる方なんだけど…

今にも目と目が「こんにちは おやすみなさい」しそうなのよ。

うー…

夜更かしが出来れば…


跡部「もう寝ろ。明日聞いてやるから」

「ええ」

フカフカ過ぎて身体が埋まっちゃうんじゃないかってぐらいのベッドに身を預けた。

跡部「おやすみ」


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