novel
□嘘、偽り。
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やめて、これ以上私を傷付けないで
貴方の「嘘」が嫌なの
どうして?
あんなに言ったのに…。
どうして?
あんなに約束したのに…。
「嘘」だけの記憶。
薄れることなく、色鮮やかに映えてるの。
やめて、これ以上私を傷付けないで
貴方の「偽り」が嫌なの
どうして?
あんなに接吻をしたのに…。
どうして?
あんなに躯を重ねたのに…。
「偽り」だけの記憶。
私の腹には貴方と私の玩具(こども)が…。
やめて、これ以上私を傷付けないで。
やめて、これ以上貴方との思い出を置いて逝かないで。
玩具(こども)を腹から出して私は眠りに付きます。