ある日の会話
□「仮に、不死身じゃないとして」
1ページ/1ページ
「角都ゥ!!!テメーぶっ殺してやる!!!」
「面白い……やれるものならやってみたらどうだ、飛段」
「ぜってーぶっ殺す!!!」
「お前はいつだって威勢だけは良いが、効率は悪い。俺と殺し合おうものなら結果など目に見えているだろう」
「あァ?ぜってーぶっ殺すって言ってんだろうがよォ!!!」
不死身コンビが不死身なのを重々承知の上で殺し合いに発展した喧嘩をしているようです
「ちょっと待て飛段!!!テメーアジトん中でその鎌振り回す気かよ!」
「何ビビッてんだデイダラちゃんよォ!お前にはあたらねーようにしてやっから止めんなよな」
「そういう問題じゃねーだろ!だいたい角都の旦那まで何やってんだ」
「これは俺とこの馬鹿の問題だ。部外者は引っ込んでいろ」
「傍から見りゃ旦那も馬鹿みてーになってんぞ!不死身同士が何殺し合おうとしてんだよ、うん」
「だからデイダラちゃんには関係ねーだろォ!これはオレとこいつの問題だ!」
「だからってアジトん中で乱闘すりゃ二人だけの問題じゃねーだろうが!やめろって!」
「ぜってーやめねーぞオレは!!!こいつをぶっ殺してやるまではやめねー!!!」
「そこまですりゃやめてもらわなきゃ困るぞオイ!!!」
「だからやめるって言ってんだろーだからさァ、大人しくすっこんでてくんねーかな」
「おお、なら……ってなるか!そこまでなる前にアジトぶっ壊れるだろうが!!!」
「アジトなど知ったことか。こいつを殺せるのならそれくらいの代償は安いものだ」
「不死身の奴なんかとアジトを天秤にかけないでくれ旦那…!」
「そうだぜ、こいつを殺せるってならそんくらい安いじゃねーか!」
「殺したらもう戻ってこねー事二人して忘れてねーか!アジトはもう戻ってこねーんだぞ!」
「喧しい奴だなお前は。いくら騒いだところで止めるつもりなど無い」
「そうだぜ!ぜってーぶっ殺してやる角都!!!」
「待てって!どうしてこうなったんだよ飛段と角都の旦那は」
「そんなに知りたいのなら教えてやらない事も無い」
*仮に、不死身じゃないとして*
「先に死ぬのはどちらかで口論になっただけだ」
「仮の話でマジにならないでくれ」
暁 ある日の会話
3/07