プチ連載

□やるべき事はちゃんとしよう
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帰れと言っているようにも聞こえる自分の言葉が不思議なもので、帰らないと返事をするあの人の言葉で納得した

いつまで居る気なのかと思う自分が不思議なもので、いつまででも居る気なこの人を見て安心する。


「布団とご飯を引き換えに約束してくれませんか」

「あァ?何だよ急に改まりやがって」

改まるべきはずの人間はどちらか。
これでは立場が逆転していると分かっていても、この人が正しい方に転ぶ事は無いのだと分かっているばかりに口は開いた。

「ちゃんと恩返し、して下さいね」


暁であるこの人。これがこの人の性なのだから、仕方ない。けれど、またこの人の性を目の当たりにしたくはないばかりに開いた口だった


「あー用心棒ってやつか」

この人は分かっているのだろうか。
相変わらず分かっていない顔をするこの人。けれど、分かっているのだと信じたいものだ。


「まー任せとけって!」

この人の性には合わないこの人の姿、というものを。




続くかも
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