詩集
□生きていく
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木の幹に耳をつけた
生きる
を知った
アスファルトを見た
アスファルトをぶち破り草が生えていた
生きる
を知った
私は、道を歩いている
生きる
を知った
生きるの意味を身近で知っていた
なのになぜ?
目を閉じて草木を踏んだ
生きていたくない
忘れてしまいたい
そう想っていた
なのに・・・。
生きろ!
いつか誰かに言われた
ただの一言
ただの一言なのに私は、救われた
生きたい
そう思ったの
私が踏んできた草木のように
踏まれても踏まれても生きていきたい
光をくれる太陽がいる
水を与えてくれる雨がある
私を立たせてくれる大地がある
今、生かせてくれたあなたに感謝
そして、
また、歩き出す
また、生きていく