歌い手

□ダブルラリアットを普通に歌ってみたはずだった
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『』⇒ふぁねる
「」⇒Gero
()⇒歌い方



『半径85センチが この手の届く距離』
「今から振り回しますので 離れていてください」


『ちょっとまった』

「ほぁ?」

『ダメダメ。全然だめ。』

「ぁ、だめぇ?」

『なんか違うよね』

「ぁー、まぁちょっとちゃうかなぁ〜…」

『ぅん…もっとこぅ…ぅん…』

「ぅん…」

『渋くいこうか』

「あ、いぶし銀な」

『あぁそうそう。いぶし銀にね』

「おー、じゃよしよし」
『おし、おし』


『半径85センチが この手の届く距離』
「今から叫び回しますので 離れていてください」


『えっ、叫ぶの?』

「ぃや叫ばんよぉ」

『ぁおんぅん…叫ばないのね』

「おん。ゆーてみただけぇ」

『あぁー』

「次ちょっと渋くいこうか」

『ん、分かった。分かった、分かった』

『叫ばないのね?』

「うん、叫ばんよぉww」

『し、渋くね』

「渋く、渋く」


(渋く)

『「ただ回る事が楽しかった このままでいたかった
ただ回る事を続けていたら 止まり方を忘れていた

(普通)

周りの仲間達が 自分より上手く回れるのを
仕方ないと一言 つぶやいて諦めたフリをしていた

(叫び)

半径!250センチは この手の届く距離!
今から!動き回りますので! 離れていてください!」』


『叫んでるね』

「いやぁ」

『えっ、叫んでるね?』

「サケンデナイヨぉ」

『えっ叫んでっ、何で今片言なの?』

「www」

『え、さ、叫んだよね』

「あーもぅ時間ないよ」

『叫んっ○☆♯×…』

「あーほらほら…」


(渋く)

『「から回る事も楽しかった このままでいたかった
から回る事を続けていたら 報われると信じていた

(普通)

周りの仲間達は 自分より高く回れるから
下から眺めるのは 首が痛いと拗ねたフリをしていた

(叫び)

半径!『またかいかいっ』
5200センチは! この手の届く距離!
今から!飛び回りますので! 離れていてください」』


『ゴホッゴホッ…カッカッ…』

「ララ〜♪」

『ゴホッ…』

「いや〜この超歌気持ちいいね」

『別の意味で気持ちよくなりそうだね…』

「あぁん?」

『ちょっとさ、普通にいくよ』

「うっせっ」

『うん。普通に歌っ』

「うっせっおまえ」

『普通だから』

「うっせっ」


(普通?)

「どうでしょう? 昔の自分が見たら褒めてくれるかな
目が回り軸もぶれてるけど」

『2さんっはっゴホッ…はぁっ…
眺めた町並みは いつの間にか見た事のない色に染まっていた』

「半径!『はいストップー』ろく…

『はいはい、ちょっとまったー』

「えーなになになにぃ!?」

『ちょっとまったー』

『はいはいはぃ』
「はぁ?はぁ?」

「はぁ?」

『はぁ?』

『はぁ?』
「はぁ?」

「ww」

『ぃや、さっきからさぁ』

「ぉん」

『どーゆう事?』

「ぃや、普通やでぇ」

『はぁ?今のが普通?』

「ぉん」

『ねーよ。常識的に考えて』

「ぃや情熱的にお前が考えれてへんだけやぁ」

『なに、切り返しましたーみたいな顔してんだよ』

「いぇーす!」

『イエスじゃねぇ』

「www」

「もぉw、なんかチャーハン食べたくない?」

『あーもぅ好きにやれぇ…』

「おっけぃー!」


(叫び)

「半径!6300キロは この手の届く距離!」
『「今なら!できる気がしますので 離れていてください!

(普通)

半径85センチが この手の届く距離
いつの日か回り疲れた時は 側にいてください」』


「いやぁー普通って難しいねぇ」

『ぃやいやいやいや、最後だけめっちゃ良い声で歌っとったやん』

「はぁ?」

『もう駄目だこいつ』


 

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