夢見処-フィギュア-

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ホテルで一服した凜はエキシビションの会場へ向かうことにした。


『えーと、チケット入れたし、ケータイ入れたし...』


忘れ物がないかを充分に確認し、ホテルの部屋を出る。


会場までのはそれほど遠くないため、凜は観光も兼ねて徒歩で向かうことにした。






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『あ、ここか..ちょっと早く着きすぎちゃったかな...』


凜は早すぎて入れるのか心配になり、係員らしき人に声をかけると、どうやら凜が一番だったらしい。早いですね、とか言いながら会場に入れてくれて、暇なのか席まで案内してくれた。


会場には本当に観客は誰もおらず、静寂が続いていた。




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