青道1

□じゅぎょうちゅう
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うーん、疲れた


授業中だけど

サボって屋上へ

そんでねっころがって空を見ていた


「あー、寝よっかな」


倉「ヒャハハハッ、そんなとこで寝たら無防備すぎんだろ」


Σ…


「なんでいるの?!倉持」


倉「サボり←」


なーんだ仲間か


「へー、倉持もサボるのね」


倉「まぁな」


意外だよ、だって倉持野球部だからさ


倉「ま、なまえがいるなら暇でもなさそうだしな」


「…どういう意味?」


そうすると倉持は私の隣に座る

私もねっころがった体を起こし不思議そうに倉持の顔を見た


倉「なまえ」


倉持の手が私の肩に…

ちょっと待って

え…


「ちょ、何してんの?!」


倉「してぇ…」


「え?!」


倉「キスしてぇ」


迫ってくる倉持の顔と体を両手で抑える

凄い力だけど…

でも…



「こらぁぁあっ!!やめてー!!」


倉「俺我慢できねぇー」


ドンッと押し返すと

私は1メートルほどその場から離れた


だって危ないでしょ?


倉「なまえ…」


「な、何??」


倉「誰が離れていいって言ったよ?(にたぁ)」


Σきゃぁぁぁああっ


倉持本気モードON


「だってだって倉持がぁぁあっ」


倉「あぁ?」


今度は腕を引っ張られ

力強く抱きしめられた

正直苦しい


「く、くるひぃ…」


倉「こうでもしねーと、なまえ逃げるだろ」


そうだけどさぁー

これはヤバいよ、後一歩で死ぬ←


倉「ヒャハハハッ、じゃあ頂きます」


「いやぁぁあっ」


ちゅ



ガチャ


御「お、倉持ここにいたのか!俺も授業サボって……Σええええっ?!」


御幸に見られたよー

どうしよー、早く離してー


「んんんっ///」


パッと唇を離し

倉持は御幸をチラッと見た


倉「御幸か……」


御「何やってんだよ倉持ぃぃぃいい!!!」


倉「うるせぇ…」


そういうとまた私を強く抱きしめる


御「俺のなまえに手だすなよ」


「お前のでも倉持のでもない!!!」


倉持の舌打ちが聞こえた

嫌な空気になってしまったものだ


「倉持…は、離して」


倉「無理…」


いつもと違う真剣な表情が伝わってくる


御「離してやれよ、女子はいじめたらダメだぜ」


御幸の一言一言で余計に機嫌が悪くなる倉持を私は見ている事しかできない

けど、ケンカしてほしくない


「あ、あのぉお!!」


倉御『ん?』


倉持の腕の力が少し緩む

チャンス


「私はこれで!!!」


倉御『Σ?!』


そしてチャンスをものにし


どさくさに紛れ逃げ切った
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