青道1

□勇気
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こらぁあああ!丹波

もじもじするんじゃない!!


丹「す、すいません」


俺は背がデカくて人一倍目立つ

けど、前に立つのに慣れてない

だからなんか恥ずかしくなってしまう


結城のように恥じらいなくいられたらいいのだが…

そういうわけにもいかなくて…


「丹波くん、大丈夫?」


丹「あ…みょうじ…さん…//」

この人は

俺らと同じ野球部のマネージャー

みょうじなまえ

笑顔でとっても可愛い


「なまえでいいよ?(ニコ)」

丹「呼び捨ては…恥ずかしいんだ…//」


「丹波くん、ってもっと哲みたいな感じかと思ったけど…可愛いね(笑)」


丹「Σい、いや…そんな//」


可愛いっていいことなのか…


「意外と優しいしね」


丹「…///」


俺はみょうじが好きなようだ

女子の前ではよく顔が赤くなるが

みょうじ前ではそれ以上だ


「私さぁー、丹波くんと話したかったの」


丹「え…///」


「でも丹波くん、私と話すのいやかなーって思ってて」


なんで…そんなことを…


丹「そ、そんなこと…ない…」


「本当に?」


丹「うん…」


恥ずかしくて気がおかしくなりそうだ


「あ、そろそろもどろっか?」


…もしかして

これはチャンスじゃないか

みょうじに自分の気持ちを言う…チャンス…


丹「あ……あの…なまえ」


「ん?」


丹「そ、その…」


落ち着いて言うんだ!!


丹「俺はなまえが好きだ!」


「え…///」


一気に顔が真っ赤になるのがわかった

恥ずかしいけど逃げない俺がいた


「丹波くん…」


丹「な、なんだ?///」


「私も…好き//」


そういって俺にだきつくなまえ

最初はすごく恥ずかしかったけど

数分後、なまえの背中に手を置いた


「丹波くん//」


丹「なまえ//」


ここから俺は自信が持てるようになった










(哲「お前…なんか変わったな」
丹「そ、そうか?」
純「もじもじしなくなったなぁあ?」
丹「うるさい//」)

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