青道1

□かけ
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2-2…

ただ今青道は同点であります

しかも9裏

どうするのさ…


結「これはまずいな…」


純「まずいだけじゃすまねーよ」


倉「つかやばいっすよ」


もう2アウトがでてしまった

ランナーでず…


次のバッターは

御幸…


運悪っ



結「御幸は誰かいないと打てないからな…」


純「俺が脅してきてやるよぉおっ」


亮「逆にプレッシャーだよ」



倉「なんかいい方法は」





倉持くんがにたぁっと笑う


何を考えたんだこの人


「倉持くん、どうしたの?」


倉「ちょ、先輩達!!なまえは来んな」


「Σ…」


来んな……


………


結「Σ………俺は嫌だ」


何が嫌なの?…


純「Σオイコラァァア哲ぅぅう!!」


なんで純さんが怒鳴ってるの


亮「まぁ哲は……好きだからね」


何が好きなのぉぉおお


倉「哲さん、お願いしますよ!」


何言ったのぉお?!


哲「…グスッ」


なんで泣いちゃったのぉぉおお


「コラァッ倉持!!哲さんを泣かせるなぁぁあっ」


倉「だってしょうがねーんだよ…」


「何がしょうがないんだぁあっ」


そういうと目を逸らす
哲さんを除く三名


哲「だが…しょうがないっ」



「哲さん…?(なにが?)」


哲「言ったとしても御幸が打たなければいいんだ」


純倉亮『Σ(哲・哲さん…)』


純「誰か早く伝えてこい」


倉「俺行きますよ」




哲さん…どうしたんだろ…

倉持くんは何考えたんだろ



倉「御幸」


御「おぉ、倉持か?心配すんなちゃんと打ってやっから(にぃ)」


倉「……………」


御「へぇー、なるほどね」



あれ、御幸さっきまでヘラヘラしてたのに

真剣な顔つきになった?


御「了解、よろしくって言っといて」


倉「あぁ、」





倉持くんが戻ってきた


倉「なまえ、御幸がよろしくだってさ」


「なにがぁあっ?!」



バッター御幸一也



あぁーとうとうこの時間になってしまったよ


同点詰まりか…


しょうがないよ、

そういう人間(ランナーいないと打てない人)もいるよ


カッキーーン


え……


哲「Σホームラン!」


純「やりやがったな」


倉「ヒャハハハッ、さすが」


亮「そりゃ、あんな事言われたら俺だって打つよ(ニコ)」



哲「くそぉっ…グスッ」


純「哲!泣くんじゃねぇえ」


亮「しかも真顔で…(怖い)」


倉「なんかすいません、でもアイツはこうじゃなきゃ打てないんです



「そろそろいってよ」


倉「本人に聞けばぁ?(にたぁ)」


「倉持…



御「いやー皆見てました?」


純「まぁな」


亮「お見事だね(ニコ)」


倉「すげーな、…(さすが)」


哲「ホームラン……グスッ」


御「哲さんなんで泣いてるんですか?」


哲「構うなっ…」


「哲さん泣かないでくださいよー」


なんだか哲さん、可哀想になってきた

哲さんの頭を優しく撫でてあげた


哲「なまえ…」


「大丈夫ですか?」


哲「ああ…」


笑って哲さんに接していると肩を誰かに叩かれる


「誰…?」


振り向くと


そこには御幸の顔


御「約束」


「はい?」


御「ホームラン打ったら付き合ってくれんだろ、なまえ」


えぇぇぇぇぇぇぇええっ
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