お題

□僕に黙って何してるの?
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ねぇ、なまえ


「ん、なーに?」


SHRが終わって

放課後になった

突然クラスの男子に話しかけられた


勉強教えてくれない?


「うん、別にいいけど…」


特に用はないし

別にいっかな

という軽い気持ちで

その返答をした


そして勉強を教え始めて

3時間後


「はぁーもう疲れたぁー」


じゃあもう終わりにしよっか


「うん、ごめんねー」


そういった瞬間に

教室のドアがドンと
強い音を鳴らしながら開く


真「なまえ」


「さ、真田くん?!」


勉強を教えてあげてた男子は

真田くんの睨む顔を見ると

ささっと帰ってしまった


この顔は

投手としてマウンドに立つときの真田くんの顔

相手を威嚇する時のあの怖い顔


私は足が震えて

立つ事すらままならなかった


でもやっぱ誤解をとかなきゃ


「ち、違うんだよ?!勉強教えてあげてただけだよ?」


真「何してんだよ」


「え?」




俺に黙って何してんだよ…


心配したんだからな…










(「ご、ごめんね?」
真「なまえが無事でよかった…」
「真田くん…」
真「今度からはちゃんといえよな?」
「う、うん」)

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