お題
□近すぎて近付けない
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ねぇねぇ、なまえってさ
ノリと幼馴染なんでしょ?
「うん…そうだけど…」
ノリが活躍するようになると
よく聞かれるようになった
でも正直
ノリとはあまり話さなくなった
有名人になった彼に
話しかけなくなってる自分がいたから
「はぁ…」
倉「ひゃははは、超暗い顔」
「からかうならあっちいけ、倉持」
倉持はノリと同じ野球部
よく相談とかするから
私の気持ちを知っている
倉「ノリとはなさねーの?」
「うーん…いいのっ」
そういうと倉持はにやにやしだす
ほんとうざい←
倉「幼馴染じゃねーの?」
「そうだけど…」
話しかけづらいんだよ
ぶっちゃけ私の事どう思ってるかわかんないし
倉「!…、ま、後は頑張れよ」
「ちょっ、倉持………ノリ…」
川「よ、なまえ」
「な…何か用?」
川「最近はなしてねーからさ、ちょっと話したいなって」
「い…いいけど//」
恥ずかしくて直視できない…
川「顔赤いぜ?なまえ」
「ば、バカ///」
川「ほんと変わってないよな、なまえって」
「ぅ…うるさい」
そういうノリも全然変わってないよ
結構かっこよくなったけど…///
川「俺の気持ちも変わってないんだよな」
「へ…?」
ノリの気持ち?
なに…それ…
川「やっぱ好きなんだよな、…」
…え?
川「なまえが」
「え…//」
夢ではないのだろうか…
ちょっと頬をつねってみた
痛い…
川「なまえは?」
「わ、私も…」
恥ずかしいけど嬉しくて
小さい声しかでない
川「ならもっと早く気づけばよかったな//」
そういってノリは私に近づき
腕を広げた
川「ほら、来いよ」
でも、もうなにもかもいっぱいで
足が動かない私
「ノリ…あのさ…」
川「ん?」
近すぎて近付けない
だからノリから近づいて
川「了解、なまえ」
(倉「人の前でいちゃいちゃすんなよな」
御「ノリにはもったいねーな、なまえちゃん」
倉「Σお前どっからでてきた?!」)