お題
□本気で嫌がらねぇと、やめないぜ？と抱き締めて離してくれない
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
あ、いたいた！
「あ、成宮くん」
鳴「成宮くんじゃなくて鳴っていってよ、なまえちゃん」
「ごめんごめん」
鳴「はやくいってー」
「鳴？」
鳴「よくできました〜」
鳴は明るくてめちゃめちゃ優しい人
でも裏があることを知ってしまったのは
あの青道の有名選手
御幸一也とたまたま練習試合で会った時
御「お、鳴じゃん」
鳴「一也！」
御「その隣にいる可愛い子は誰？」
鳴「えっと、ﾏﾈｰｼﾞｬｰのなまえだよ」
「はじめまして！」
御「こちらこそ、なまえちゃん」
ちょっとこの人かっこいい
なんて思って見てたら
鳴は嫌な顔をした
御「なぁなぁ、ｱﾄﾞ交換しねー？」
「え、あぁ…」
鳴「ダメ」
御「？！」
鳴「なまえは俺のだからダメ」
「ちょ、成宮くん？！」
いきなりの状況であまり理解できない私
鳴の表情がいつもの違うと理解はした
あの明るい顔から
こんなにも豹変するなんて
鳴「ってわけだから、悪いね一也…じゃ、行こうかなまえ」
「え…ど、どこへ？」
勝手に手をひかれどこかへつれていかれる
御「へぇー、本気なんだ」
「ちょっとーあれじゃ御幸くんに失礼だよ」
鳴「…いいの」
「でもやっぱ」
鳴「なまえは俺の事だけでいいの」
少し照れて拗ねている鳴の表情
それをじーっと見ていると
いきなり抱きついてくる
「成宮くん？！だめだって」
鳴「なまえ、あのさ」
いきなりさっきの抱きしめ方よりも
力が強くなった…
本気で嫌がらねぇと、やめないよ？
と抱き締めて離してくれない
誰かが来たらどうするのよ、
(原「お前等何しているんだ」
鳴「げぇっいいとこだったのに」
原「……早く戻れ」)