小説
□偽戦国BASARA?武将合同稽古っ
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時は戦国。
さまざまな英雄が誕生し、また死んで逝った時代。
そんな時代の中でもさらに一癖も二癖もある人たちの物語。
そんなこんなで始めだけは真面目にこの物語も幕を明ける。
「さすけーっっ!!だんごぉーっ!!!」
「はい、旦那。よく食べますねぇ。」
「佐助の団子ならいくらでも入るぞ?」
真紅の鎧武者は真田幸村。忍の方は猿飛佐助。甲斐、武田軍の領地である。
「そう言えば旦那、武将合同稽古っての、知ってる?」
「?それがし、何も聞いてないでござるよ?」
「えと・・・全国の強いやつが集まって力を試そう、って言う話だったよーな?」
「!!!行きたいでござるっ!さすけっ、行きたいっ!」
「いや、でも・・・旦那が尊敬する・・・」
「お屋形様でござるか?」
「・・・の許可がないと駄目だと思うよ?」
「心得たっ!早速行ってくるっ」
幸村は馬を駆り・・・嬉しそうに館に向かってゆく。
「・・・・大丈夫かな、旦那。」
佐助も(心配そうに)・・・後を追う。