□よい子たちと海賊のとある日常E
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・・ス・・・エ・・、エース・・



「エースさん!」

「ルフィ!!」



腕を伸ばすと目の前には麦わら帽子の弟ではなく、驚いた顔のキリマルがいた



「・・大丈夫っスか?」



呆っとするまま辺りを見渡す。暗い部屋。ああ、まだ夜か・・



「厠・・・便所に行って戻って来たらエースさんの声が聞こえたんで勝手に入りました」

うなされてましたよ



心配そうに顔を覗き込むキリマル。顔にかかる髪をグシャッとかき回してやった。同じ黒髪だけど、ルフィの方が硬い・・・か



「わり・・起こしてくれてありがとな」



どんな夢か、思い出せない。ただ、無性に怖かったような気がする



「ルフィって、エースさんの弟っスよね」

「おう。何かな・・・キリマルの声と似ててよ」



だからだろうか、目が覚めても、夢と現実の境が分からなかった



「・・キリマル?」



ゴソゴソ、ベッドに潜り込んでくる小さな身体に首を傾げた



「俺もうすっごい眠いんで今日はここで寝ます」


























‐お休みなさい、良い夢を‐

きり丸がいないと大騒ぎになるまで爆睡したエース

マルコに拳骨をもらいましたとさ


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