そのほかの短編(Ib『なにこれチャプチェ』追加!!)
□桜桃(サブマス)
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ボクはひとまずモンスターボールをさっき壊されちゃった出入り口に向かって投げた。壁と衝突した衝撃でボールが開く。
「ダスッ!!」
中から出てきたのはダストダス。ボクのフルメンバーの内の一体。
図体が大きい上に常時体のゴミが零れ落ちていくからキレイに出入り口を塞いだ。ゴミを使ってキレイというのもちょっとギャップはあるね。
とりあえず今ここにいる奴等は乗客には手が出せない、と。
まぁ、出させないけどね。
「貴様・・・
だがたった一人で何ができる?まさか我らに一人で勝てるなどと思ってはいないだろうな?」
1、2・・・13人か。まったく、あんな短時間によくこれだけの人数がここに入ったもんだね。
でもこの分なら乗客のいるほうの車両には侵入者も手薄になってるかな。
たった一人で13人を相手取る。確かに厄介だし難しいけど・・・
「そのつもり、って言ったらどう?」
「―――その言葉、後悔するぞ!出て来いギガイアス!!パワージェムだ!!」
「アイアント、シザークロス。」
すぐに戦闘態勢になれるあたり、雑魚ではないみたいだけど・・・そこまで恐れる必要もまたないみたい。
「私も行くわ!!ミルホッグ、いかりのまえば!」
「俺も!ココロモリ、ちょうおんぱ!!」
「ハトーボー!!エアスラッシュ!!」
「ホイーガ、ハードローラー!」
「そんなに一気に・・・か。シャンデラ、オーバーヒート、オノノクス、ちょうおんぱを出される前にドラゴンテールで弾き飛ばせ!
ドリュウズ、いわなだれ、イワパレス、じしん!!」
一瞬の気も抜けないバトルなんて久しぶりだよ。
だからかな、少しだけ緊張するや。
*****
「ワルビアル、じしん!!」
「オノノクス、先回りでドラゴンクロー!!」
ズゥン!!
これで47体目。
侵入者全員が大量にポケモンを持っているせいでさすがに限界 近い。
「ユニラン、サイコショック!!」
「ダストダス!後ろからべノムショック!」
出入り口に通すまいと居座るダストダスのおかげで、侵入者を挟み撃ちの形にできてるわけだからなかなか効率はいい。
でも、それにも限度 ある。
「くっ・・・ユニラン!!ダストダスにサイコショック!!」
「ダスッ!!?」
「ダストダス!!・・・っ」
なんとか持ちこたえたけどつぎくらったら・・・もう・・・
こうなったら。
「ダストダス!!周りを巻き込んでだいばくはつ!!」
「ラン〜!!」
「モロ〜!!」
ユニランとモロバレルを片付けられた。これで・・・49体。
「ダストダス・・・ゆっくり休んでね。」
でもまだうじゃうじゃいる。
・・・困った。
「ふん!!サブウェイマスターといえどここまでだな!!
バニリッチ!!れいとうビーム!!」
まずい。
オノノクスはこおりが弱点。
なのにれいとうビーム、直撃しちゃう。
・・・万事休す、か。
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