舞台-theatrical-
□それは残酷なまでに美しい
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「いやー、お前ってホント、綺麗だよな」
「は?嫌だなぁ土方さん。俺がそんなんでマヨでも買ってあげると思ったら大間違いですぜ」
「汚れた綺麗な」
「うっせー、汚れてんのはアンタの肺だ」
ごもっとも。
総悟にとって綺麗だとか何とか言われるのは慣れているのだろう。
全く気にしない様子で目を細め、桜を眺めている。
「俺、好きなのかもしれねェ・・・」
煙草に火を点けながらボソリと呟く。
聞こえたか?
ああ、こっち見てる。
よかった、聞こえてた。
「え、あ、ええ、知ってやすよ」
・・・・・・・・。
「はぁ!!?」
「え、俺が気付いていないとでも?多分みんな知ってやすぜ」
「は、お前それマジか?真面目に言ってんのか?」
「まあ…」
みんな・・・?
みんな知ってんのか?
俺が総悟のこと大大大…つけすぎた、大好きだって事を?
「副長形無し、恥ずかしくて死ぬ」
「おめっとさーん」
「めでたくねェよ!!」
それにしても何故?