舞台-theatrical-

□幼い夢
1ページ/8ページ

「ふぁ〜あ」

ひときわ大きな欠伸が出て無意識に目を擦る。

まだまだやるべき仕事はたくさんあるのに、時計の針はもう1時半を指していた。

楽しいと時が過ぎるのは早いとかなんとか言うがアレは嘘だ。

だって俺たのしくなかったもん。

とりあえず水でも、と思い立ち上がる。


部屋を出るとあまりの寒さにゾワリと鳥肌がたった。
そういえば今朝のニュースで12月上旬くらいっていっていたようななかったような。

俺は少し考えた後、いま閉めたばかりの障子に手を掛け羽織を着てから出直した。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ