短編

□*なんだかんだ言って  英米
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「あ、アメリカ。」
「ん?なんだい?」
「ムラムラしてきた。ヤらせろ。」
「君って本当最低っ!!」
















なんだかんだ言って




















今日は数少ない俺の休日だ。
そんな日を恋人であるアメリカと俺の家ですごすことになった。


「さ、そんなわけだから、さっさとベッド行こうぜ。」
「どういうわけだよ!」


なんでコイツ、怒ってんだ?


「ああもう最悪。君ってば真性の変態だね。」
「褒めるなよ、興奮する。」
「もういやだぁぁぁ!」


うだうだしてアメリカが動かなかったから、首根っこ引っ張って寝室につれていく。
ギャーギャー騒いでいたけど、無理矢理つれだしてベッドに投げる。
そして、そのまま覆い被さる。

すると、アメリカはため息をついた。


「はあああ……。
口を開けばセックスセックス……君は俺の何が好きなんだい……」


あ、こいつ何で怒ったのかわかった。


「なに。俺がお前とセックスばかりしたがるから体しか求められてないとか思って不安になった?」
「な、ちが……!!!」


真っ赤になったアメリカはじたばたしだした。
どうやら図星ねようだ。


「ああもうちくしょう可愛いなお前。
全身くまなく舐めたい」
「怖いよ!!君ならやりかねなくて余計に怖いよ!!」


照れてるんだな、可愛いやつめ。


「安心しろ。」


そう言って俺はネクタイに手をかける。


「お前のこと、愛してるよ。
何も言わなくても通じあってたから最近めっきり言わなくなってたな。
わりぃわりぃ、心配するなって。お前以外に勃たないから。
それに、例えセックスしなくたってお前が側に居るだけで幸せだから。
この大英帝国様が心底愛してんだ。安心しろよ。」


すると、更に真っ赤になって唇を噛んでいた。


「こら、唇噛むな。傷つくだろ。」


そう言っても恥ずかしがってアメリカは唇を噛み続けていた。
しょうがない、と思い、アメリカの唇に舌を這わせる。
びくり、と硬直したアメリカの頭を撫でてやる。
すると段々体も緩み、唇を噛んでいた歯も外し始めた。

チャンス、と思ってアメリカの口腔に舌を差し入れる。


「んむぅぅ!?」


アメリカの目が驚きに見開かれる。
………そそられる。


「ん、ん、んふぁ…っ」


アメリカの声が甘くなってきた。
どうやら感じ始めたようだ。


「んぁっ…ぅ…は…っ」


呼吸が苦しいのかアメリカは、どんどん、と俺の胸を叩き出した。
名残惜しいけど、しょうがない。唇を離してやる。


「ぷはっ…っ!」
「もうギブか?早ぇだろ。」
「君、が…っ、キス、上手すぎ…っ、からっ!!」
「ああはいはい、俺のキスが気持ちよすぎて酸素をうまく吸えなかったと。
うわ……可愛い。」


俺は辛抱たまらなくなって、アメリカの服を脱がせ始めた。


「やっ……!!」
「今更恥ずかしがんなって。お前の体開発したのは俺だろ?
何回も俺に抱かれてこんなとこで感じるようになったんだよな?」


そう言ってアメリカの胸の突起を舐める。


「んやぁぁぁ!」


びくびくアメリカの体は跳ねる。

アメリカは涙目になりながらも俺を睨んだ。


「き、君はいちいち言い方が下品だよっ!!」


真っ赤になりながら、羞恥を堪えるように言う。

分かってない。こいつは分かってない。
それ、煽ってるだけだから。
まあ、教えてやらないけど。


「は…っ、…ぁ……っ」


アメリカの眉が寄せられる。
快感を我慢しているのだろう。
だが、その耐えている表情が色っぽいから俺の息子も元気一杯だ。

ふと顔を胸から外してアメリカの下の方を見ると、はたから見て分かるほどに勃起していた。


「み、ない、で……っ!!」


アメリカは胸だけで勃ったのが恥ずかしいのか膝を閉じて下の方を隠そうとした。
まだジーンズを履いたままなのに、恥ずかしがるなんて可愛い。

何ていうか、末期なのだ。
アメリカが好きすぎて、何でも可愛く見えてしまう病の末期患者。
まじで身体中舐め回したい。てか食べてしまいたい。ああ早く挿れたい。

そんな末期患者な俺が、はいそうですか、なんて膝を閉じさせるわけがない。
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