陣 〜長編〜

□変化
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吏将が居ないをいいことにみんなそれぞれ休日気分を味わっている。



爆拳はまた寝始めるし、陣や凍矢はどっか外出しちゃうし、画魔はゆっくり寛いでいる。



こんな日いつぶりだろう。


ずっと絶え間なく働いていたから落ち着かない。
なので私は掃除やら何かしらしながら動いていた。





(陣と凍矢ったら吏将が戻ってこないうちに帰ってくるかな…)



と、考えながら資料が沢山積まれている本を整理していると1枚の封筒が棚から落ちてきた。



【暗黒武術会招待状】




ん?何だろう。



普段吏将以外には使わない場所だけど…



捨てるわけにもいかないから置いておこうかな。





まっいっか!


そんな軽い気持ちで気にも止めずに掃除を続けた。






それからどれくらい時間が経ったのだろう



―――――――――――




―――――――――







―――――








私は掃除に夢中になってしまい時間を忘れてしまっていた。急いで掃除用具を片付け画魔のもとへ駆け寄った。




だが寛いでいた場所にはもう画魔の姿はなし。



(爆拳は...?)




そちらも寝ていた爆拳のベッドは空だった。


「みんなどこ…???!陣と凍矢は…?」




どこ探してもいない仲間の姿に私も焦る。





吏将の部屋へノックしてみても不在。



(皆どこにいるんだろう…まずいなぁ)




あちらこちら部屋を覗いてみると普段使われていない部屋から話声が聞こえてきた。














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