長編

□距離感
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食事が終わると、ガジルはどこかへ出掛けてしまった。

その場所には空になった食器。

いつもと同じなのにレビィの胸には、じんわりと暖かいものが残った。

思い出してみれば、ガジルは文句を言いながらも食事はいつも残さず食べていた。

決して美味しいとは口に出さなかったけれど、残す事は決してなかった。

(もしかして……ずっと美味しいと思ってくれてたのかな……?)

「そうだったら嬉しいな……。」

キレイに片づけられた食器を洗いながら、自然と笑みがこぼれる。

次は思いきって話しかけてみようかな。
ガジルの事、いっぱいいっぱい知りたいな。

にやける口元を隠しながら、レビィはすっかり住み慣れた家へと戻った。








一方ガジルは、用もなく森をふらふらと歩いていた。

恐れ・怒り・悲しみ・憎しみ……

つい昨日まで感じていた感情。

それを一切感じさせないレビィを、不思議に思っていた。

それどころかお礼をしたいと言われ、嬉しそうに側に腰かけ食事を共にする。

邪気のない声で名前を呼ぶ。


「名前……か。」

最後に名を名乗ったのはいつだろう。

最後に名前を呼ばれたのはいつだろう。

そんな昔の事を思い出しながら、ガジルは苦笑する。


「そういえば……アンタは人間が好きだったよな。どんなに都合良く利用されても、どんなにけなされても……。」

それでも最期まで人間を信じ続けた。

たった一人の家族。

「でも俺は……人間が嫌いだよ。」




「まーだそんなこと言ってんのかよ?」

一人だと思い呟いた言葉に思わぬ返答が返ってきて、ガジルは振り返った。

その正体は見知った桜髪。

ガジルははぁーっとため息をつき、頭を抱える。


「久しぶりだな!ガジル!」

「何しに来たんだよ……ナツ?」


ナツと呼ばれた少年は、満面の笑みを浮かべ挨拶した。












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三話!

ツンツンガジルさんが難しいです!(^q^)←

そんでもってナツ!!!
やっと登場しました!!!\(^o^)/

ナツくんいるだけで(多分)ガジルさんが少しでも饒舌になるかなとか思ったり思わなかったり……!(゜ロ゜)

とゆーかナツくんの書きやすさ!
どうしよう!ガジルさん主役なのに!(^q^)

頑張ります残念な文才頑張って高めますwwwww


どうなるかな……四話……←おい
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