Novel

□ラッキー?アンラッキー?
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いつもと変わらないギルド。

騒がしい雑踏の奥で、2つの影があった。






「ったく…なんで俺がこんなこと…。」

「マスターのとっときのお酒を割るからでしょー?」

ガジルがぶつぶつ文句を言い、レビィが脚立に乗り本棚を整理する。

「あれは火竜のせいだろ!!!なんで俺だけなんだよ!!?」

「ナツはナツで別のお仕置きくらってるじゃない。それに私が手伝ってあげてるんだから、マシだと思いなよ。」

「…チッ。わぁったよ。」

レビィとガジルはギルドの奥にある書庫で、書物を整理していた。
もともとはガジルに押しつけられたものだったが、ギルドの書物に詳しいレビィが手伝うことになった。

「ほらほら早く次の本貸して。」

「ヘイヘイ…って。俺とお前の位置、絶対逆の方がいいんじゃねぇか?」

「ちょっ!!それどういう意味ー…きゃあぁぁぁぁっ!!」

「レビィ!」

ガジルに反論しようと勢いよく振り向いたレビィが、バランスを崩し脚立ごと倒れた。









「ー…ってて…。大丈夫かレビィ?」

「う、うん…。ありがとガジル……っ/////」

「んぁ?どうしたレビー…っ////」

落ちてきたレビィを受け止めようとしたガジルだったが、自身もバランスを崩し倒れ込んだ。
その結果、レビィがガジルに覆い被さる体勢になってしまっていた。


「ご…ごめんっ///すぐ退くからー…「…いい。」

「ふえっ!?」

レビィが退こうとした瞬間、ガジルに腕を掴まれ静止させられる。
ゴツゴツとした大きな手が頬へと触れ、レビィは体をびくつかせる。

徐々に顔が近づいてくるのを感じ、レビィは自然と目を閉じる。

ガジルの吐息が近づくにつれ、鼓動が早くなるのが分かった。

そして互いの唇が触れようとした時
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