恋愛方程式。
□つんざくんじゃよ・・・
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「なんか・・・疲れた。」
とりあえずの買い物を済ませて、妙ちゃんと別れた私は、今神楽ちゃんと一緒に食品売り場に来ている。
「なんで疲れるアルか?
私はまだまだ元気ヨ!!!」
「ずっと立ってたのもあるけど。
いろんな意味でげっそり。」
今日はきっと足むくむなーって考えてたら、何時の間に神楽ちゃん酢昆布を選びに行っていた。(と思う。)
(今日は何にしようかな・・・)
そこら辺ウロウロして一通り食品を見て今日はとりあえず適当に野菜を炒めようと決めて、野菜売り場へ行く途中。
たまたまマヨネーズが安かったので丁度今切らしていると確認して手を伸ばしたときに、
…何かに触れた。
手か。
「あ、すみません」
「あぁ、いや。こっちこそ悪かった。」
彼は、何かの軍?の服を着ている、瞳孔開き気味の男の人だった。
何となく銀さんに似ている気がしたのは私だけか?
「・・・あの、どうぞ。」
「え、いや。買うんだろ?
ここで買わなくても他に行けばいくらでも売ってる。」
「・・・いいんですか。
すみません。」
軽く笑顔で(愛想笑みたいな?)お礼を良い、私はその場を去った。
なんとなく。
いやガチでなんとなく何だけど、
ほのかに彼の頬が赤く染まっていたのは、
気のせいなのでしょうか。
「土方さん、どうしたんですかィ。
そんな所に立ち尽くして。」
「そ・・・総悟、お前見てたのか?」
「ばっちり見ましたゼィ。
土方さんがあの笑顔をみて何気に顔が赤くなってた所も」
「そんなに詳しく言わんで良いわ!」
「あの女・・・
顔立ちは結構良かったですねィ。
スタイルも結構良さそうでさぁ。
でも、何となく冷めた性格してそうでしたねィ。
きっとあのツリ目のせいでさァ。」
「・・・あぁ」
「あーあ。何も聞いてねぇや。
もしかして・・・
一目惚れですかィ?」
「そ・・・・・・そんなワケあるか!!!///」
「へいへい。わかってますって。
知り合いになったらその女、俺にも紹介してくだせぇ。」
もちろん、この事はまだ私は知る分けない。