£ 契約の契り£
□£ 契約の契り£ 束縛愛【剣城京介】
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夕暮れの空が 緋色と漆黒の雲が混ざり合い
指でなぞった様に 空を埋め尽くしていた
夕暮れの生徒会室...
紅く染まる部屋で 2人の影が黒く長く伸びる
...甘い声と...甘く囁く..男の声が
__ 静寂の部屋に 響き渡る
誰も居ない 怪しくも秘密の密室...
『.....ッ///』
『ほら、先輩...駄目ですよ、』クスクス。
『...ャっ』
『...貴女は、俺から...逃げられない 』
ギリッ...
『...ぃッた』
『...は..離してっ!』
俺は、ゆっくりと 彼女に近づき...
カベニ カラダヲ オシツケ ニゲナイヨウニ
彼女の手首を 手で力強く握り締めた
『...そう、アンタは...俺から逃れないんだ』
そう、アンタは...檻に捕らわれた
........可哀想な...哀れな..蝶々..なんだ