闇の中の光

□第1話
1ページ/2ページ

蜜柑と蛍が住んでいた村でのある日のことだ。
これがすべての始まりだった。

「蛍ーーー!!またアリス盗ってもーた。」

「バカ蜜柑…。あんた何回目よ。まったく。」

「でもあの人喜んでくれたで!!」
蜜柑は笑顔でいった。


バカンッ


「っっっいったーい!!蛍…バカン砲撃たんといてーなっ!!」

「あんたが反省してないからよ。アリス学園なんて行きたくないでしょ??見つかったらどうするの…」

「うぅ…すみません。」

「まあいいわ。今日は何のアリスなの??」

「タイムスリップやで!!蛍ーーーこれ使ってみたいっ!」

「そうね。私も見てみたいわ。」

「やったーーー!!じゃあ行こ!!」


シュンッ

こうして二人はタイムスリップしたのである。


「なあ、蛍。ここは過去かな?未来なんかな?」

「過去じゃないかしら?ほら、蜜柑のおじいさんが今より若いわ。」

「ほんまや!!じーちゃん若いっっ」


数分後蛍があることに気付いた。


「蜜柑…あれ。あの女の人が抱いてるの蜜柑じゃない??」

じーちゃんの家の中にいる女性が抱いている赤ちゃんだ。
蜜柑によく似ていた。

「えっ!?じゃあ、あの人ウチのお母さんなんかな??」

「多分ね…」


その時、時空が歪み場所が移動した。


「蛍っっ場所変わったで!えっと…アリス学園やって!!さっきのより昔らしいで。」


時空君が出てきて教えてくれた。


「アリス学園……どんな所なのかしら?やけに広いわね。」

「そやな〜〜、ここ広すぎやろっっ!!」


蜜柑と蛍ははいろいろなアリスを持つ人を見て楽しんでいた。


しかし、そんな楽しい時間も長くは続かなかった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ