・..・★君という名の星☆・..・

□君という名の星 〜君との出会い〜
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なぜ、私は星のように輝けないのだろう。





第一話
君との出会い





私はいつものように意味もなくなにも考えず廊下を歩く。
そしていつものように先生に呼び止められる。

「小坂ぁぁぁ」

いつもの事なので無視して歩みを始める

「お前、ここは中学だぞ 分かってやってんのか?」
と私の耳に指を指すのが分かる。

(あぁ ピアスか)と小さくため息をつく。
「あと制服のカーディガンのボタンとめろ、髪の毛を染めるな
分かってんのか?」
私は先生のいる方に顔を向け思い切り睨む。
「 なッ お前!先生をバカにしてんのか?」
(そりゃそうでしょ)
とまたため息をつく
今度は小さくなかったせいか先生が私に向かって追いかけてくる。
(オイオイ 学校の廊下走っていいのかよ)と思いながら小走りで窓の鍵に手をかける

体重と共に鍵を開け左手を窓に手を置き足を上げ窓の向こうにダイブする

ここは3階、勿論怪我はするし死ぬ確率も低くない
だが私は窓からダイブするのは日常茶飯事なので擦り傷ぐらいですむ
私は思い切り木の太い枝に掴まり難なく窓ダイブをこなす。

勿論、ダイブした窓の方から悲鳴やら私の名前を呼ぶ物がいる

(バーーカ 死ぬわけないっつの)
私は木から降り木にぐったりと身を任せる

(・・・・・暇だ)

私は重い身を起こし立ち上がる

(帰るか・・・・)
私は早足で家に帰る、



ガチャッ
と家のドアを開ける
「ただいま」と私は言うものの何も返事はない

広々としたリビングのソファにドカッっと座りカーディガンのボタンに手をつける

「っ!?」
なぜか体が重くなり後ろに重心がかかる
私はソファに身を任せたまま視界が闇に染まる
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