短編。

□ぽっきーげーむ。
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『・・・』

「・・・」

『・・・』

「・・・」

『・・・』

「・・・」

『うぉい』(おい)

「にゃんらよ」(なんだよ)

『あやうかりってうれお』(早くかじってくれよ)

「おみゃえぎゃかいれ」(お前がかじれ)

『はいめらのおみゃえらろ?』(始めたのお前だろ?)

「いおうににゃいにゃ」(記憶にないな)

『いやぁ、いとういいたい』(じゃあ、1つ聞きたい)

「にゃんら」(何だ)

『なんれおららいはないてるおとがわある』(何でお互い話してる事が分かる)

「にゃいおうあ?」(内容か?)

『おう』(おう)

「・・・やうあういてうあら」(・・・訳がついてるから)


ポキッ!!!!


『お・・・言っちゃうんだそれ?』

「あ・・・楓が折った。」

『お?今それいうか、おい。』

「あ・・・いや」

『訳ついてる、とか禁止用語だって気づけよ。』

「ほーい」

『空気よめ、空気!』

「KYです。楓様すみません」

『・・・そ、そんな素直に謝んなよ・・・』



「じゃあ・・・なんで通じてたんだよ」

『おぉう・・・唐突だな、おい』

「楓、答えろ。」

『・・・。』

「・・・」じぃ〜・・・


『やっ、訳があるから・・・』


「ほらみろ、それが理由だ。」


・・・負けました。


「じゃあ、第二ラウンド!!!!」


豪炎寺が自分の横においてある小袋からポッキーを一本とりだす。

・・・ツンツンのくせに、こういうの好きだよね。


まぁ・・・私と豪炎寺・・・私達はポッキーゲームの最中だったんだけど、変な現象につっこんでしまった私がいました。


あの無の空間が耐えれなかったんだよ!


「おれ」(ほれ)


豪炎寺がクッキーの方をくわえて私の方にチョコをむけていた。

食え、という意思表示だと読み取れる。


『おう。』


私はポッキーのチョコを長めにかぶりついた。


距離を縮めるために・・・

豪炎寺との顔の近さにドキドキする時間を短くするために・・・


だって、恥ずかしいんだもん。

たとえ私達がカレカノだったとしたって、イケメン面が目の前にいるなんて・・・耐えれないよ。

心臓爆発寸前。

私、死ぬんじゃないかな・・・



※しばらく訳とお付き合い願います


「うえお」(食えよ)

『おうえんいあらおうお』(豪炎寺からどうぞ)

「・・・いいおあ?」(・・・いいのか?)

『ん。』(ん。)

「・・・いらないお?」(・・・知らないぞ?)

『なにあ?』(何が)

「・・・おおいっいりいうお?」(・・・思いっきり行くぞ?)

『あああえいおんあい?』(早さ的問題?)

「おうなうあな」(そうなるかな)

『いいお。れんれん』(いいよ。全然)


むしろそっちの方がドキドキする時間減るし。


「わあっあ」(分かった。)

『ん』(ん)




・・・。

・・・・・・・・・ッ!!


私の唇にポッキーではない温かいモノが触れた。

そっと目を開けると豪炎寺のドアップ・・・


温かいモノの正体は、アレだ。

豪炎寺修也 の ソレだ。


私のと触れてる物体は同じモノだ。。。


つまり・・・first ks←


調子のってるとかじゃなくて友達もみんなこう言ってるもん。



あんだこんだで今日、ポッキーの日

11月11日は

私と豪炎寺の記念日となった。



・・・なんの変哲もない。

・・・なんの面白味もない。


いろんなカップルがやる遊びで、私達はポッキーゲームをやり終えた。



『・・・おもしろくない。』


そう私が言うと、


「楓 おかわり。」


と、豪炎寺は私の唇に自分のソレを押し付けてきた。


『かるいな、もう・・・』

「・・・じゃあ、なんだよ。もっと過激なのがいいとでも?」

『かっ、過激っ!?』


私は豪炎寺からサッと飛びのいた。

危ない匂いがした。


「・・・っんで逃げるんだよ。」

『過激だなんて・・・いやらしい。』

「・・・今の楓の脳の中の方がいやらしいと思う。」

『なんて事を・・・っ』

「あんなことやそんなことやら・・・いやらしい妄想でもしてるんだろ」

『妄想っ!』

「・・・ほら、顔が赤い。」

『むむぅ・・・』


「なんならお望み通りにしてやろうか?」


豪炎寺は飛びのいた私に近づいてくると

もう一度唇にかるくキスをすると、口の隙間から舌をいれて私のソレと絡めた。


妙に息辛く、豪炎寺の背中をバシバシした。

豪炎寺はそっと私から離れた。

私と豪炎寺の間に微妙に光る糸がはった。


「顔の赤い楓もかわいいな。」


殺す気かコノヤロ。

萌え死に、ってヤツかコラ。


「俺・・・やりたくなったよ。」

『なにを?』

「教えてやるよ。大人の遊び」((ニヤ



私は豪炎寺のベットに豪炎寺によって押し倒された。

さっきより危ない匂いがしたが、今更逃げれなかった。


私はポッキーの日、豪炎寺修也の獲物となった。

餌食、というべきだろうか・・・


「楓、顔赤い。」


知らない。

冷静になれなかった。。。


心臓が必要以上に動いていた。


-END-

★あとがき☆
まさか自分でも書いててこうなるとは思ってませんでした。
最初と最後の温度差・・・ぱねぇーw

微裏にはいるのかな、これ・・・。
いや、してないから入らないよ。。。うん

最後は夢だった、にしようか迷いましたが・・・
楓様ご想像にお任せします。

はい、しょうもないものを見せてしまってすみませんでした。

こうなったら私的には嬉しいd((蹴


20111111

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