それが恋というものなのよ
□カップルさんに質問(20)【翡花】
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01:まずは、あなたのお名前を教えて下さい。
翡翠(以下、翡):翡翠、とでも言っておこうか。
花梨(以下、花):高倉花梨です。
02:相手とは、付き合ってどのくらいになりますか?
翡:そう長くはない、かな。
花:はい、まだ2ヶ月くらいです。
03:いつも、相手のことは何と呼んでいますか?
花:翡翠さん。
翡:花梨だね。
花:あ、でもたまに別の呼び方をするよね?
翡:ああ、私の可憐な白菊と。
花:…なんでそんな事言えるのかなぁ?
翡:さあねぇ。
04:二人の初めての出会いはいつですか?
花:私が京に来た時です。
翡:そうだったね。
05:出会いのキッカケなど、あれば教えてください。
花:龍神様のおみちびき。
翡:…端的に言うねぇ。
花:だってそのまんまでしょ?これ以上どう言えばいいの?
翡:いや、別にいいんだけどね。
06:相手の第一印象は、どんな感じでしたか?
翡:…。
花:あ、なんでそこで固まるかなあ?
翡:いや、言ってもいいのかい?
花:?どうぞ?
翡:…怒らないかい?
花:なぁに?怒られることを考えていたの?
翡:まあ、私の世界に来たら致し方ないんだがね…何も知らない田舎者が来た、とね。
花:あーそーでしたそーでしたっ!思いだしたら、ムカついてきたっ!
翡:しかたないだろう?君は何も知らなかったのだからね。…で?
花:…で?
翡:花梨は私の事をどう思ったのかい?
花:…怒らない?
翡:時と場合によっては。だが、まあそうそうとんでもない事を言わなければ怒りはしない、よ?
花:…えーとね?派手な人。ちょっとかっこいいけど、近付くのはご遠慮願いたいタイプだなーって。えへへっ☆
翡:…そう…。
花:お、怒った?
翡:いや、素直になんでも話すのは、君の美徳だからね。怒りはしないよ。…ただ…。
花:た、ただ?
翡:後でたっぷりとお仕置きさせてもらおうかな。
花:って、やっぱり怒ってる!