いただきもの

□一万年分の「おかえり」を君に
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いつまで経っても変わらない君がそこには居た。

洗濯物を干すその白い手が、
不意にこちらに向けて振り上げられた。

横に大きく振りながら、君はこちらへと走りよって来る。



「リンク〜」



愛しい人は、俺の名をよんだ。

大きな声で俺を呼びながら、エポナから下りた俺に飛び付いた。

そのまま後ろに倒れたけど、二人とも余り気にはしなかった。



「ずっと待ってた!!」


「どれ位?」



悪戯にそう聞くと、彼女は笑いながら、俺の帽子を奪い取る。

身体を起こし、そのまま帽子をかぶって見せた。



「一万年くらい!!」



悪戯な笑顔。
その笑顔が大好きで、

その唇をそっと啄んだ。




「ただいま」
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