いただきもの

□ネスさまより
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携帯を開く少女の前に、カエデは居た。

いつもと同じ、張り付いた笑みを浮かべながら、

それでも今日は一段と嬉しそうに、彼女の前に立ってい

た。

後ろ手に花束を持ち、少女と視線が合うと、その花束の

中の一輪を少女に手渡した。



「その花束、どうしたの?」



そう問われたカエデは、なおも嬉しそうに彼女に笑いか

ける。



「見てくれてる人達皆に、幸せをおすそ分けするんだ」



元気な声が、彼から飛び出した。

花を受け取った少女に、彼は深々とお辞儀をした。


少女は少し戸惑いながら、彼に「何故?」と問い掛けた




そして彼はいつもの笑みを浮かべながら、
「あのね、」と恥ずかしげに言葉をつなげた。



「一年間、見守ってくれてありがとう!!」


「一年間?」


「これからも、僕の事よろしくね!!」



彼は一段と嬉しそうに笑い、花束を大事そうに抱えなが

ら走り去っていった。


残った少女はまた静かに携帯を見つめ、

彼の行動の意味を知る。







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HAPPY BIRTHDAY!!
TO KAEDE!!

THANK YOU FROM NOW ON!!






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楓さま、一周年おめでとう!
ネスさまが運営されている「楓」というサイトさまの一周年記念として配布されていた小説です

おめでとうございます、という気持ちを込めていただいたというのももちろんありますが
それよりもこの小説自体がすごくおもしろい、と思えたのです
ネスさまの気持ちが真摯に込められていて、内容にとても惹かれました


ネスさま、楓さま、おめでとうございます
これからもその素敵な作品でゼルダの伝説というジャンルを盛り上げていってください*
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